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SIerからスタートアップに転職してもうすぐ3年。(#MDMゆく年くる年)

この記事は「MDMゆく年、くる年〜2024年〜」13日目の記事です。
昨日の記事は普段一緒に仕事をしているyoshidaさんの「私に明日はないという話」でした。
育児と仕事の両立について書いてくれているので、よかったら見てみてください。

メリークリスマス!三井物産デジタル・アセットマネジメント(MDM) のしばです。
株式会社LayerXからエンジニアとして出向しています。
社内では、テニス部の部長を務めています🎾

2024年は20代最後という節目で、結婚やマンション購入などプライベートでも大きな変化のあった1年でした。(たぶん人生で一番お金を使った💸)
この記事では、もうすぐ転職して3年が経つので仕事やマインドの変化などについて書いてみようと思います。


はじめに

約3年前に新卒入社した会社からLayerX(MDM)へ転職しました。
前職での仕事は楽しく待遇も良かったですが、MDMの製販一体かつシステムが内製化されている組織という事業モデルに大きな魅力と可能性を感じ入社を決めました。
入社理由等については以下のnoteに書いているので、よかったら。

入社後は、一貫してALTERNA(オルタナ) の開発・運用を担当しています。

入社当時は「個人投資家向けに投資サービスを作る」ということしか決まってなくて、
どんなサービスにするかユーザインタビューをしたり、
ホワイトボードの前でデータモデルを検討したり、
金商法を読んで法律を読み解いたりしていました。

そんな入社当時から今ではオルタナもリリースでき累計募集金額は150億円*を超えました。
*2024年12月23日現在(組成中のものを除く)
オルタナの歩みについては、丸野の記事を読んでみてください。

SIerの仕事

前職では、主に証券リテール領域で、株や仮想通貨の取引アプリの導入・運用やのITコンサルとして資産管理アプリのグロースなどに携わり、要件定義・設計プロジェクトマネージャー等の業務を担当してきました。
顧客との仕様調整やマネジメントがメインだったため、業務で実際にコードを書いていたのは1年にも満たなかったかもしれません。

仕事の変化

前職とMDMの仕事の違いはいくつかありますが、自分が特に大きな違いだと感じている部分は以下です。

企画(要件定義)の進め方

前職の要件定義の進め方はクライアントの要望をヒアリングし、業務を理解しそれをどうシステムにするかを考えます。
つまり、何を(What)システム化するかが決まっていることが多いです。
※コンサルフェーズから行う場合もあるので、すべてのプロジェクトがこの限りではありません

一方でMDMの場合、エンドユーザの課題や事業課題を解くためにどうするかを考えるところから始まります。
つまり、なぜ(Why)システムを作るのかを考えることが重要になります。

課題をどう解くか(How)よりも、なぜその課題を解くのか(Why)が重要な点が大きな違いです。

作らないという選択肢

機能追加を検討する場合に、SIerの場合はスケジュール・予算・スコープの融通といったパズルによって、機能追加を実現できるかを検討します。
一方で、MDMの場合はその機能が本当にユーザに価値があるのか。今やるべきこととして一番優先度が高いのか常にを考えます。
こんな言葉がよくチーム内では掛け合いがされます。

「その機能、本当に必要ですか?」

新しいコードや機能は、未来の技術負債になる」という言葉があります。
開発をするだけで、マイナスなのです。新機能がそれ以上の価値を生み出せば良いのですが、使われない機能を作ってしまうと開発コスト以上の負債がシステムに対しては発生します。
そのため、新機能を作る場合には他の手段で代替できないか。本当にニーズがあるのかを開発する前に探ることはできないかを常に検討しています。
その結果、作らないという判断をした機能はいくつかあります。

MDMならではのおもしろさ

ここまではSIerと事業会社の違いという側面が大きい内容だったかもしれませんが、MDMならではのおもしろさがもちろんあります。

多様な職種の人々と一緒に仕事ができる

MDMには不動産のプロ、金融のプロ、商社マンなど多様な職種のメンバーがいます。
不動産の売買から運用、デジタル証券の組成・販売、プロダクト開発、マーケティングなど多種多様な仕事を1つの会社で実現しています。
多様な職種のメンバーが互いにプロの矜持を持ちリスペクトしながら、仕事をするからこそあたらしくて、おもしろい!仕事ができてます。
リアルな不動産の売買や運用中のトラブルなど普通のITの会社では聞けないリアルな会話が聞けるのはとっても面白いです。

行動指針

さいごに

スタートアップへのチャレンジやMDMに興味を持ってもらえたら、ぜひカジュアルにお話ししましょう。
一緒に働く仲間を全方位で採用中です!

世の中のアドベントカレンダーは今日で終了ですが、MDMのアドベントカレンダーは明日と明後日もあります。
お楽しみに。

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