
「天下一品」のこってりらーめんをカップ麺でどこまで再現できたのか?
昭和46年(1971年)京都北白川で開いた屋台が、その発祥である「天下一品」。
「こってり一筋50年」と言うように濃厚なこってりスープが代名詞の天一(てんいち)ラーメン。一昔前なら、あのドロリとしたスープはお店でしか味わえなかったものですが 、カップ麺として手軽に自宅で味わえるようになりました。さて、「サッポロ一番」で有名な「サンヨー食品」。その「サンヨー食品」が販売している「天一のカップ麺」が 実際、お店の味をどこまで再現できているのか? 気になる実食レポです。
先ずは天一へ
「天一」のこってりラーメン、京都は北白川総本店にくり出して実食! と行きたいところですが、今や北は秋田から~南は沖縄まで全国200店舗以上展開中の天下一品グループ。手っ取り早く ご近所のお店に行きました。😉
スープは3(+1)種類から選べます。
「こってり」:50年親しまれたドロスープ。これが基本です。
「あっさり」:醤油仕立てのあっさりスープ。「こってり」の対極です。
「屋台の味」:創業時のスープに一番近い味。「こってり」+「あっさり」の中間の味のため「こっさり」とも呼ばれています。
「こってりMAX」:「絶品MAX」とも呼ばれ、「こってり」のこってり度を更に高めたスープ。😮

本物を実食
王道の「こってり」を注文。面はストレートの細麺。具は:チャーシュー、メンマ、刻みネギ。スープをレンゲで啜(すす)ると、確かにこってりでドロドロした食感なのですが、味はしつこくなく(関西ではひつこくなく)、旨みと言うか、むしろ甘味のような後味が残ります。とは言え、「あっさり」が490kcalに対し、「こってり」は949kcal。もしダイエット中なら、こってりのスープを飲み干すのは危険です。😭

ドロドロのスープが麺に絡んできます。

(久々の天一でしたが、やっぱりこのこってりこそが天一の味ですね。)

「ごちそうさま~」😌
カップ麺の実食準備
「サンヨー食品」の商品名は、「[名店の味]こってり一筋 天下一品(TENKA IPPIN)京都濃厚鶏 白湯史上最高のこってりへ」(「きみ、なまえどんだけ長いねん!ドンキの「ド」商品かい!」などと突っ込まれそう・・・😓)

フタを開けると袋が4つ。1つは「かやく」で 後は「粉末スープ」×2と「液体スープ」×1。先に「かやく」を入れ、一緒に「先入れ粉末スープ」をお湯を注ぐ前に入れて、熱湯をかけてよく溶かしておきます。



蓋をして4分待ってから、「あと入れスープ」を入れて、よくかき混ぜる。食べる直前に「あと入れ液体スープ」を入れて、よくかき混ぜる。


よく混ぜたら、好みで自前の刻みネギをパラっとまいて完成。
(・・・どんだけ、てまひまかけさせるんかい!😓)

カップ麺を実食
「いっただきまーす」
先ずは「スープ」を一口。うん!確かに 本物の「ドロっとしたこってり感」は再現されています。味も近いです(70~80%は再現されている感じ)。ただ、やっぱり本物とはちょっと違うなぁ。あと味の旨みと言うか甘味と言うか・・コクと言うより、味の深みがあと一歩って感じですね。でも、まー、開発側の努力の成果は感じられます。カップ麺と言う制約の中でかなり頑張っていただいたと思える味です。😉👌
続いて「麺」をズルズル。本物はストレート細麺。それを、極力ウェーブを付けずに中細のノンフライ麺で再現しています。それこそ お湯を注いで4分経過直後の感じはコシもあって 見事な状態でした。ただ、その後、粉末スープ、液体スープを入れて混ぜ混ぜしている間に麺がちょっとお湯を吸って伸び伸びしてしまったようで・・・。後工程を考慮するなら4分も待たず 3分30秒~40秒位でスープを投入し始めた方が良かったように思います。🤔
で、「具」。本物も「薄い控え目なチャーシュー」と「メンマ数本」なのですが、本品のそれは、更に寂しい感じです。具に関しては、日清食品さんの、「贅の逸品」や「gooTa」を見習ってもらいたい所です。😟
「ごちそうさま~」😋
※本物の(こってり)949kcalには届かぬものの、カップ麺の中ではトップクラス級の503kcalです。ダイエット中の方は決してスープを飲み干すような真似はしないようお気を付けください(・・・お前が言うな!🫵😠)

所感
本物のお値段は、 昨今の立て続けの値上げから「こってり並」が920円。😱
一方、カップ麺は350円(税別)です。なので コスパ的にはOKだと思います。ただ、やっぱり本物のこってりスープの「旨さ」を完全に再現するのは難しいのか・・もしかしたら、天一側も100%のレシピを開示していないのかもしれません。それでも、カップ麺の味としては十分な出来だと思います。想定ユーザとして、例えば、「しばらく 天一のこってりを食べていなかったものの、無性にこってりが食べたくなったが、近所に天一がないような人」の延命処置として これを買ってきて食べたら、それなりに満足するレベルの味だと思います。😋
よりカップ麺を美味しく食べるコツ
・内側の線ちょうどのお湯→こってり味
内側の線よりお湯少な目→こってりMAX
内側の線よりお湯を多め→こっさり味(屋台の味)
が楽しめます。好みで調整して見てください。
・ノンフライ麺→4分ではなく、3分30~40秒位から粉末スープ投入。以降のかき混ぜはできるだけ手早く行う。
・デフォルトの具が寂しいので、刻みネギ、市販のメンマやチャーシューを買ってきてトッピングすると本物に近づきます。
・アクセントで、おろしニンニクや唐辛子味噌を入れるとグーです。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。😌
おまけ

いいなと思ったら応援しよう!
