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「伊和都比売神社」参詣と周辺散策録【兵庫県・赤穂市】

伊和都比売いわつひめ神社兵庫県赤穂市にある神社です。社名はご祭神の伊和都比売大神いわつひめおおかみに由来しており、地名の御崎みさきから御崎明神みさきみょうじんとも称されています。大漁祈願航海安全の他、縁結びのご利益がある「姫御守」を求め、また近接する「きらきら坂」や「恋人の聖地」などの観光スポットにも多くの観光客が訪れます。
・・・と言うことで 今回は「伊和都比売神社」の参詣&周辺散策レポです。😎



伊和都比売神社

伊和都比売いわつひめ神社兵庫県赤穂あこうにある瀬戸内海に臨む神社です。平安時代の「延喜式えんぎしき」にも記載のある古社で、社名ご由来のご祭神伊和都比売大神いわつひめおおかみは、もとは伊勢外宮げくう豊受比売とようけびめとも、大穴牟遅神おおなむちのかみ比売神ひめがみ大国主命おおくにぬしのみことの奥様)とも言われている女神様です。🤡

地名から御崎明神みさきみょうじんとも称される当社は赤穂あこう一族の祖神様で、もとは大園と呼ばれる海上の岩礁の上にお祀りされていたほこらを江戸時代に赤穂藩初代藩主・浅野長直ながなおが現在の地に社殿を建立し、孫の三代藩主浅野内匠頭長矩たくみのかみながのり(松の廊下で吉良上野介きらくこうずけのすけを斬り付けた人)がご遷座せんざを完了しました(1683年)。🤔

かつて東郷平八郎元帥をはじめ 歴代連合艦隊司令長官が参拝されていたこともあり、現在でも海洋関係者らが航海安全大漁祈願のため参拝されています。また昔から若い男女による比売神信仰の崇敬熱く、縁結び恋愛成就にご利益があるとされる姫御守ひめまもりを求め 若い女性の参拝客が絶えません。😍

神社の境内から海へとつながる坂道/きらきら坂や海岸線をぐるりと散策できる/赤穂御崎海岸遊歩道日本の夕日百選にも選ばれた赤穂御崎の夕日を眺望できる恋人の聖地大石名残の松畳岩などなど・・・神社周辺には魅力的なスポットが点在しており、休日や週末には多くの観光客が訪れます🤓


※伊和都比売の正体について
神社のもとあった場所について・・・神社内の説明看板には「大園と呼ぶ前方海上の八丁岩の上にあった」とありますが、地元赤穂市教育委員会が発行する文化財を訪ねてNo.22には「播州赤穂郡志」に畳岩大園とも記されており「(元は)畳岩と呼ばれる岩礁に祠があった」との記載があります。🤓

・・さらに「大国主命の比売(妻)であるイワツヒメが夫の帰りを畳岩上で毎日待ちわびていたが、遂にその岩の上で亡くなってしまい 村人は悲しんでそこに祠を建てお祀りしたのが伊和都比売神社である」と記載されています。そうなると 伊和都比売の正体は豊受比売ではなく、大穴牟遅神おおなむちのかみ比売神ひめがみ様、即ち  大国主命の比売神様六柱の中の多紀理毘売?・・との仮説が立ちます🤔


伊和都比売神社へのアクセス

■所在地
 〒678-0215兵庫県赤穂市御崎

■拝観料
 無料

■アクセス

電車でお越しの場合 ※引用から一部修正
車でお越しの場合 ※引用から一部修正


 

境内マップ

伊和都比売神社境内の散策には以下のマップが参考になると思います👇🙂

伊和都比売神社周辺マップ(Google map)
伊和都比米神社・所在地


参詣録

先ずは伊和都比売神社に参拝しましょう!😌

地元の「御崎明神」ののぼりはためく境内
伊和都比売神社・由緒/「・・・もとは大園と呼ぶ前方海上の八丁岩の上におまつりしてあった」とありますが・・・🤔
境内/正面に拝殿が見えます😌
手水舎てみずしゃ/ここで手と口を清めましょう🙂
元禄手水鉢/「江戸城松の廊下での赤穂藩主浅野内匠頭長矩あさのたくみのかみながのり刃傷にんじょう事件があった元禄十四年に氏子うじこの皆様から当神社に寄進されたもの」とあります😮
長堂(拝殿向かって右)/手前に絵馬が飾られていますが、「お守り・御朱印は社務所まで」とあります
社務所(拝殿向かって左)/お守り・御朱印はここでどーぞ(縁結びの姫御守は500円)🥰
拝殿/1930年にこの場所にゼロから再建されたものです😌
作法に則り参拝します/🙂‍↕️🙂‍↕️👏👏🙂‍↕️
拝殿の右側へ迂回🙂👉👉👉
境内社/金毘羅社(左)🙂‍↕️、惠比須社(右)🙂‍↕️
柵の中からは本殿へは通れませんでした(今日だけ?)🤔
本殿/1683年建立時と同じ材料・同じ姿で移築されたため300年超の築年数になります😮
狛犬🐾
柵沿いに本殿の方へ進みます🙂👉👉
本殿/この場所に移築されたのは1930年代ですが、実質300年超の築年数と言うことです🫡
正面の鳥居へ/鳥居越しに瀬戸内海が広がります🫡
鳥居/額に「伊和都比賣神社 元帥伯爵東郷平八郎謹書」とあります🙄

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神社周辺散策録

神社の周辺にはお洒落な観光スポットや、素敵なオーシャンビューを眺望できる展望スポットがあります!😎👍

鳥居の前地点からのオーシャン・ビュー
その左横のビュー
御崎海岸遊歩道の入口・・・ん?左下のダッコちゃんぽいのは?🤔
(普通の民家の庭に置かれていたオブジェの数々でした・・・)
御崎海岸遊歩道
畳岩/赤穂御崎の名所のひとつです。満潮時には島に、干潮かんちょう時には陸続きになる岩礁です(今は干潮のようです)🫡
大石名残の松/大石内蔵助が仇討ちに向かう時、この御崎の老松を見返りつつ名残を惜しんだとあります・・・😭
畳岩/恋人と一緒に登ると願いが叶うとか・・・(別れたい・・・とか?)🤔
結構・・・って言いうかマジで険しいぞ!😰
頂上が見えて来た!(・・・ここにほこらが建ってたかも?)
畳岩頂上からの瀬戸内海ビュー🫡
くだりも・・かなり危険です!😱
きらきら坂 桟橋さんばし/先端まで行ってインスタしてる方もちらほら・・・
畳岩と桟橋に続く階段
御崎海岸遊歩道(福浦海水浴場方面)
遊歩道(神社方面)/ここT字路で きらきら坂へ続くみちへ🙂👉kocchi-
Sakuragumi a Mare/地元のピザ屋さん(ここのオーナーシェフの西川さんが「きらきら坂」の名付け親なんだって👈🙂)
きらきら坂・方向指示標
きらきら坂/左の白壁に青ラインのお店が「海と坂と」/カフェ🤤そのお向いが「 御崎ガラス舎」/ガラス工房です🥸
きらきら坂/この階段を上ればテッペンです!
きらきら坂/振り返ってテッペンから見下ろした景色
おぉ、あの日本夕日百選にも選ばれた赤穂の海の夕日を眺めるに最適なベンチは!
恋人の聖地/・・・でした😘😍
伊和都比米神社前に戻って来ました。
AMAMI TERRACE(神社のほぼ海側正面にあります)/カフェ・軽食のお店。天気の良い日はテラスで景色を楽しみながら食事ができるカフェです🤤

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・・・伊和都比売神社・参詣録&周辺散策録はここまで。👋🙂


感想

今回参拝したのは 瀬戸内海に臨む鳥居越しの景色も風光明媚な神社で、ご祭神は伊和都比売と言う女神様。その比売神信仰も熱く、赤穂民族の祖神様として古代より崇敬を集めています。

一説には豊受比売とも云われているようですが・・地元誌にもあるように大穴牟遅神の比売神大国主命の妻)説であれば、大園は畳岩を指しこの岩礁に祀られていた祠を、初代赤穂藩主の浅野長直(長矩の祖父)が現在の地に遷座をし始め、忠臣蔵の火付け役・浅野内匠頭長矩が遷座を完了させた・・・と言うのですから、つくづく赤穂一族と縁深い神社だと思います。

勿論「赤穂」と言えば赤穂浪士・大石内蔵助の忠臣蔵で全国的に有名なところですが、となれば 所縁のある寺社と言うと・・・赤穂藩の菩提寺・花岳寺や討ち入りを果たした四十七士を祀る大石神社の方が知名度は高そうです。

・・・それでも、古代より赤穂一族の祖神様を祀る当社は 地元名の御崎明神と呼ばれ、あの松の廊下事件直後に赤穂藩民の氏子うじこらから平穏と安泰を祈念して元禄手水鉢を寄進されたほど・・赤穂の人々には信仰の拠り所になっている神社なのではないでしょうか?

因みに日本帝国海軍・東郷平八郎元帥も参拝したこの神社・・・あれ?日露戦争の時、海軍の軍人らが参拝した神社には和歌山の「紀州東照宮」ってのもありましたね。やはり軍人さんと言えど敵と一戦交える時には"神頼み"したくなるものなのかしら・・・?

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の参拝&散策ルート


おまけ

ふっつ~の平日に訪問すると体験できる実話です・・・😭


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