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フレンチのトップシェフが教える、絶対に美味しく作れる『ラタトゥイユ』

夏野菜が美味しい季節になりましたね!

今回はラタトゥイユの作り方を紹介します。

ラタトゥイユにもいろんなレシピは存在しますが、
すごく大まかに大別すると、『トマト缶』を使うのか『フレッシュトマト』を使うのかに分別できるのではないかと思っています。

私はフレッシュトマトで作る方、一択で今回もそちらのレシピを紹介していきたいと思います。

ラタトゥイユの美味しさとは、

トマトソースの中で野菜の風味が渾然一体となっていながらも、
食材それぞれの味であったり、食感は独立していて美味しい。

そんなところに『ラタトゥイユ』という料理の
『本質的な美味しさ』があるように感じています。

私がお伝えするレシピでは,

極力無駄な工程は削ぎつつも、
ご家庭でもこの美味しさを再現しやすい作り方になっていますので早速勉強していきましょう。


■用意するもの


ザルとボウル(熱に強い材質のもの)
玉ねぎ、トマトをそれぞれ分けるボール二つ
フライパン
深さのあるフライパン
まな板包丁
バット

■作り方

1.食材の用意


・玉ねぎ

玉ねぎの芯は加熱すれば十分美味しく食べる事ができます。
家庭で食べる分には『もったいない』のであえて捨てる必要もないと思っています。

玉ねぎは具材というよりソースになり、
最終的には溶けてしまうので適当な大きさで構いません。

・トマト

トマトも玉ねぎと同ソースに溶けてしまうので
大きさや切り方は適当で構いません。


・茄子

ヘタを取ります。棘に注意してください。
乱切り。大きめにカットしてください。


・ズッキーニ

茄子と同様に大きめに乱切りにしてください。


・パプリカ

パプリカも適当な大きさの乱切りにしてください。

パプリカって種やヘタを取り除くのってかなり面倒ですよね。
しかし、そう感じさせない綺麗なやり方がありますので後程解説させていただきます。

・にんにく

にんにくの皮を剥いて写真のように包丁の腹で軽く潰してください。
IH で調理される方はスライスしてください。


トマトとタマネギは、それぞれ別のボウルに入れておくと良いです。



2.ソースを作る


オリーブオイルとニンニクを入れ鍋を傾けます。
その後、弱火にかけてゆっくりと揚げるようにニンニクに火を入れていきます。


尚、 IH で調理をする方は、
このフライパンを傾ける工程が出来ないと思いますので、
事前にお伝えした通りスライスしたにんにくを加熱していきます。

にんにくが色づいてきたら一度取り出します。

スライスで調理している方は取り出すのがかなり面倒かと思いますので、
色がついてくるというよりも、香りが立ってきた段階で次の工程に移ってください。
そうすれば焦げる心配が少なくなるので、取り除かずに調理していただいて構いません。

この時点でオリーブオイルにニンニクのコクのある香りが移っているので、この油を使って調理をしていきます。

玉ねぎを全て投入します
塩を適量加えてください(指3本分約1.5g)
そのまま弱火でゆっくり加熱していくと、甘みと水分が引き出され、
写真のように少ししんなりとしてきます。
白ワインを投入します。
そのまま白ワインの水分を煮詰めるようにゆっくり加熱していきます。
白ワインの水分が1/3程度になったら、
トマトと先ほどまで炒めていたニンニクを加えてください。
再びトマトに向けて塩を加えます。(指3本を2回約3g)


必要に応じて蓋などをしてゆっくりトマトに火を入れていきましょう。



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