13.surreal practice
ヒト科の動物として生まれたこの命が、ヒトの間に目指す先ができて、初めて人間としての命を生きる地点に立つ。ここに立たない限り、永遠に留まることのない、無常の苦悩の世界を繰り返し抜け出ることができない。だからその苦悩を解脱することができる唯一の存在である仏と成る為に説かれた仏教という真実真理に基づき、そこに説かれる善悪を基準とするしかない。何故なら人間の視点には偏りがあり、常に煩悩に操られ、正しい判断ができないのだから。
さてそうなると、いよいよ仏教には具体的に
何が説かれてあるのか、
ということになるが、仏と成る証果を得る為に、善い種を蒔き、善く育てなさい。と言われても、仏教というと座禅や断食や滝行といった修行のイメージがあって、それの一体どこが善いことなのか、やっぱりよく解らない。と思われるかもしれない。
だが、仏教は学べば学ぶほど、真の理に沿った実践法しか説かれていないと気づかされる。
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