8.hope and faith
他人任せとは違う。信じるというのは、自分を本当に知ったから、知らされたから、だから他が信じられる。でも、何でもかんでも、ただ闇雲に、自分以外を信じりゃ良いって話しとも違う。
僕らが信じられるのは、信頼できる人が言うこと。その情(心)に報るには、どうする?
耳を澄ます。思い出す。願いがある。幸せを願う、幸せにしたいという情(心)がある。
生命はもとより、願いから成立してるから、自分の力で生きてるつもりで、その願いの声を無視してるのなら、そっちのほうがよっぽど、他人任せじゃないのか?
聞くしかない。人の言うことを聞ける環境。そうして、そこで語られる物語り。そこにいる人間。
私に何を伝えたいのか?私にどうしろというのか?アナタはなぜ物語るのか?アナタはどこへ向かうのか?その情(心)に報いるとは、どういうことなのか?
片時も心離さず、聞き続けるのは難しいが、せめて忘れない、工夫くらいはしたい。