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末寺の末事 278

 絶望的、圧倒的。詰み。僕からしたらもう、終わってる。…だけど、まだ終われない人たちの為に、適当な落とし所を模索しつつ、後始末を手伝っていく。そんな感覚。

 不毛、無益、無駄、…そんなこともない。僕にもメリットはあって、齷齪と欲を貪る暮らしぶりより、ミニマムな断捨離生活が性に合ってるし、どんなに予測したとて、先のことは結局どーなるのか誰にも解らない。ま、そんな風に言っちゃうと、話にならんのですがw

 兎に角、役員にしても、教化団体にしても、寺族や門徒各々にしても、あてがわれる役割に対して、責任を持ったり、出資したり、したくないのです。誰も、したくはないのですから、減らすなり無くすなりしか道などないのです。でも自分がそれを決めるのも嫌だ。だから、僕が存在します。住職が十字架を背負って後始末します。

 役割も責任も出資も何もかも、徐々に減らして無くして、信仰を残します。

to be continued



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