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末寺の末事 282

 たぶん、今のところ、なし崩しだ、このままならね。

 自分の責任じゃない、管轄外でなされてきた土俗的な信仰は、如何ともし難いのだ。だって持ってないんだって『答え』自分の。だから、解んないのよ、どーしたもんだか。ただ、何か放ったらかしもマズそーな気はすんだけどさ、だからって、どーしたもんだか。って、感じ。誰か何とかしてくれよ、って、話。

 住職として、というより、僕個人としては、「墓なんてどーでもいいわ」ってのが『答え』でも、そんな雑な返答が、高齢者のお気に召すはずもないし、どーにかせんとイカンのでしょーね、僕が。十字架を背負った住職が。

 ウチの宗派、浄土真宗本派の門徒さんなら、京都に大谷本廟という本山直轄の納骨堂があるし、この地域の方々は近いので分骨する慣習が昔から続いてる。先々のお骨の処分については、そちら1本にシフトするのがベストだろう。問題は遺された墓地だ。

to be continued



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