12.outsider's way
道を外す悪魔外道。アバンギャルド。全てに逆らうロックンロール。確かに痺れたり、憧れたりもする。でも、それは自由とは違う。刺激は自由とは違う。痛みや辛さを伴う、そうゆう刺激は優しくも自由ではない。
本物の自由は、自然過ぎて無味無臭。刺激に慣れ過ぎた僕らは、かなり鈍くなってる。強烈な刺激の対角にそれはある。例えるなら刺激は波、対して自由とは凪。静寂に包まれ、安らぐ情(心)報(知)らされる。
僕らの情(心)は本来キャッチできる。自然の報(知)らせを、自然に報(知)らされる。快く楽しい感覚が身体の隅々に流れてる。僕らの生命の源流が、そこに流れてる。願われて生きてる証がそこにある。
だけど刺激がいらないワケじゃない。今更、取り上げるなんて酷い。噛った林檎を吐き出すなんて端ないし見苦しい。知ってしまった甘美な刺激を諦めるとか無理難題。
刺激は工夫次第で成り得る、方便。あくまで悪魔が悪魔でなくなる。
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