末寺の末事 160
楽園…、心地の好い響きです。住んでみたいものです、楽園。
ずーっと、どこかに終の棲家みたいなところが無いものか、思い描いていましたが、最近は殊更それってたぶん実家なんだな、と思うようになってきました。つまり末寺です。
ここが昔っから居心地が悪くてしょうがないもんだから、楽園に憧れてしまうんですけれども、ここを楽園にするしかないんです、結局。
今は偶々埼玉にも生活拠点がある暮らしなので、これ幸い。シガラミにも恵まれて、憧れの田舎暮らし、末寺の住職という生業も用意されて、探さなくてもありました、楽園。
軸が実家という概念を逆転しちゃえば、実家は楽園生活を実現する為のトライアルな気分。
もし失敗したところで、昔っから嫌なんだから望むところ。人生ギャンブル逆張り、ぬるま湯LIFE。どっちに転んだってイージーじゃん。
僕なら至って信仰ありき、どちらに居たってお浄土往き。
to be continued