理解不能 所詮無能
あっ
という暇さえなく
あっ
という間に取り込まれる
心は
快に流される
渦巻き増大して溢れる
優れた知識もまた快なり
分身の如く錯覚せしめたり
アイデンティティーたらしめたり
知識は所有できない
故に盗まれない
宝であるのは否めない
が
僕はそれを知って刹那 意
識したに過ぎない
それ以上or以下でもない
知ったからって
さも発見者のように装って
あまつさえ創造者みたく振舞って
儚いね人間って…
廻り遇った知識や教養
優れていればいるほど
無能はエンボス加工
こんな闇の中ではそんな
清々しい愚かしさすら
どす黒く融かされるから
何もできない視界
ゼロを思考で埋めたい
けど
知識が闇を破っても
光源は眩しくて見えない
辿り着くことなどない
と
ただ知るだけ
それだけ
僕らは
解ってることを信じたりしない
信じてるじゃなく知ってるじゃない
解らないからこそ信じるじゃない
信じたいから知りたいじゃない
知ってるからこそ見えてない
知ってることに興味はない
信じてることが知りたい