末寺の末事 280
法要・行事は無論コンパクトに縮小せざるを得ない。誰も望んでいないからだ。正確には、信仰の意味が解らない。そしてそれを問わないからだ。
ただ何となく、それでも死ぬっていう不可解な現象に始末をつけなきゃならないから、止む得ず、葬式と法事だけは必要だった…けれど、負けに負けて家庭が崩壊したら、それすらも、どーでも良くなってき始めた。なーんて堂々と言えるほど面の皮が厚くない、と思っているのかもしれないが、その太太しい姿勢と態度は、生活に滲み出ているので隠し切れていない。
その惨めで憐れな精神が芯となって遺されることだろう、このままでは…。
だから時代を戻しましょう。なんてのは無理だ。バックトゥザフューチャーはフィクションだ。そんなのみんな知ってんだ。戦争やコロナと同じで、忘れることはあっても、失くしたら戻すことはできない。
Johnny B. Goodeは響かない。
to be continued