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末寺の末事 359

 間もなく、書き続けてほぼ一年が経つ。よくもまー、これ程中身の見当たらない愚痴ばかり毎日つらつらと書き続けられたものだと感心もしたりする。
 情熱?そんな大それたモノじゃない。欲だ。欲を貪る心。それと怒り、嫉み妬み恨み辛み。憤慨する心。それらを吐き出しただけ愚痴の心。三毒を撒き散らした恥知らずの空想坊主が独り娑婆でシャバダバ喘いだだけだ。
 貪・瞋・痴の三毒三昧。心は三つの毒に充ち満ちて、三心・三信の信心などは微塵もない。信心がないからこそ御信心が与えられる。
 もし少しでも信心があるのなら、それは疑心に他ならならない。そんなもの根拠のない自信でしかない。そのことに気付かされるご縁が、それを思い知らされるご催促が、末寺にある。
 この身のどこを切っても、毒の血がドクドク溢れ出す。ちっとはマトモになったかと思えば「ほら、やっぱりな」の繰り返し。その連続が末寺にはあった。

to be continued



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