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末寺の末事 271

 変わらなきゃならないのはマジョリティー、高齢者。それでも悲しいかな変われないのが、高齢者。つまり未来予想図は切ないドリカム。

 そんな高齢者ばかりに支えられている末寺、その家庭も既に家庭の形態が持続できていないということを認めていないだけの様態を保っている。
 次世代は都市圏にて定職と生活拠点を設け、現役高齢者たちが選択したような定年後は田舎でのんびり実家暮らしなんて、誰ひとり考えてはいない(という現実は見たくない)。親のもしも(介護という必然)の場合には、行政サービスを駆使して、可能な限り(多少無理しても)現在の生活を死守。親の最後(死という必然)には、負の財産が残ることだけを心配する必要がある腐海の森。

 ウチは子供と同居しているから大丈夫なんて思っている家ほど実はヤバい。なぜならその子はこれ程ヤバい状況の実家から、脱出する知能も実効力もないパラサイトだから。

to be continued



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