「太陽と月子の始まりの街と終わりの街」第4話
太陽「おまえらなんなの」
クマ「ジュースー♪」
ウシ「ウシ」
ウマ「ウマ」
太陽「みんなおんなじじゃねーか」
ウシ「番号がちがうのよ、あのね‥」
太陽「何」
ウマ「あきらめなよ、ぜんぶ」
太陽「何言ってんのかわかんねえ。いいからもとにもどせ」
クマ「もとってなに?」
太陽「ちゃんと答えろバカ」
ウシ「長すぎる休みは心を蝕む(むしばむ)から」
太陽「何それ」
ウシ「もうちょっとこれからのこと考えたら?」
太陽「考えてもしかたねえ。てか、おまえらひとのこと言えんのか」
ウマ「太陽はひとじゃないよ、ただのデータ。ぼくらもそう」
《 登場したキャラクター 》
・太陽(男性):♂
太陽は始まりの街に突如現れた少年です。性格はいわゆる"天然(てんねんボケ)"。自分で自分のことを天然だとは思っていません。スケートボードに乗るのが得意です。孤児院で育ちました。
・クマ(男性)KUMA4:♂"温かく力強い守護者"
・ウシ(女性)USHI5:♀"忍耐強く真面目な努力家"
・ウマ(男性)UMA6:♂"颯爽とした自由の象徴"
《 かいせつ》
太陽は自分たちの状況に混乱していて、「おまえらなんなの」と尋ねます。クマ、ウシ、ウマはそれぞれ自分たちの名前や役割を紹介していますが太陽にはその意味が理解できません。
太陽は「みんなおんなじじゃねーか」と言っています。これは彼らの状況や役割が理解できず、同じような訳の分からない存在に見えるからです。
太陽がもとに戻すように頼むと、クマは「もとってなに?」と聞き返しました。クマは太陽が何をもとに戻すことを求めているのか、具体的に理解できないようです。
ウシは「長すぎる休みは心を蝕む(むしばむ)から」と言っています。これは太陽に、問題に対処するために自分自身を見つめ直し、考えることの重要性を説いていると考えられます。
太陽は「考えてもしかたねえ」と言います。彼はまだ状況を理解できていないのでしょう。ウマは「太陽はひとじゃないよ、ただのデータ。ぼくらもそう」と言って、彼らが現実の世界とは異なる状況にいることを示唆します。これは物語の世界観や彼らの存在の本質に関連していると考えられます。
この会話は一見無茶苦茶に聞こえますが、キャラクターたちが自分たちの状況や役割について認識し、太陽に伝えようとしている様子が描かれています。また、太陽が徐々に彼らの言っていることを理解し始めることで、物語が展開していくことが予想されます。