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スキーマとパパゲーノ(生きづらさとともに)

これだけ長く生きてるといろいろあるわね。私の場合は「パパゲーノ」、意外と厄介なのよこれが。


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「パパゲーノ」ってのは、モーツァルトのオペラ『魔笛(まてき)』に出てくる登場人物の名前。この子、自分の命を絶とうとするんだけど、最後はまわりの人たちの助けを借りて思いとどまるの。この「パパゲーノ効果」は、自分が苦しい時に他人と話したり、助けを求めたりすることで、その辛さを和らげることができる、って考えなのね。簡単に言うと、「自分がいない方がまわりはハッピーなんじゃないか」とか、「生まれてきてすみません‥」っていうヤバい考えから抜け出すためのヒントをくれる存在。


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私はこの「パパゲーノ」的な感覚が頭や心の中にベッタリこびりついててどうやっても取れない感じがあるの。これ、心理学で「スキーマ」って呼んでて、過去の嫌な経験や感情が積み重なることで心のとても深いところで自己否定の思考を引き起こしちゃう、自動思考ともいうわ。何かに挑戦しても、結果はどうあれ「やっぱり私はダメだった」とか思っちゃうんだよね。結構がんばってるつもりなんだけど。


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最近私、カウンセリングを受けながら「スキーマ」と少しずつ対話を始めたの。もちろん、スキーマや不安が完全になくなるとは1ミリも思ってないわ。ただ、1日のうち1時間でも「落ち着いた時間」が流れてくれれば、それで十分だって思うようにした。自分をせめたところで私もまわりの人も幸せになれないからな。


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あと、呼吸法やミニマルムーブメントとか、体をゆっくり動かすやり方をためして、少しずつ効果を感じてるんだ、やってみないと分からないものね。


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私は「パパゲーノ」の感覚を持ちつつも、なんとかして前に進みたいって、そんな思いが強くなってきたの。カウンセラーさんとお話をしながら、自分の考え方や感じ方を少しずつ整理して、吹く風が気持ちよかったとか、白い雲がきれいだったとか、小さな幸せを集めてみることにした。スキーマの解釈を少しでも変えることができれば生きづらさが減ると思えるから。


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「焦っちゃダメ」や「何とかしなきゃ」と思うより、「まぁ、こんなもんでしょ」、「答えは風に舞っているのよ」くらいの気持ちで、幼かったころの私(インナーチャイルド)にも優しく声をかけてあげようかなと。落ち着きな大丈夫だから‥、私見てみなよ、ちゃんと生きてるだろって。


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ということで、今回のテーマは「スキーマとパパゲーノ(ヤバいやつとは距離をとれ)」でした。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。