なぜネット上は「極端な人」ばかりいるのか? 学んだまとめ
今回のschooの授業は!
なぜネット上は「極端な人」ばかりいるのか?
ギモンの法則 -不確かな未来を経済でひらく-
2020年12月16日 水曜日 20:00 ~ 21:00
山口真一先生
質問:なぜネット上は「極端な人」ばかりいるのか?
あなたなりの説を唱えてください
なぜネット上は「極端な人」ばかりいるのか?
加速する「不寛容社会」
「最近社会が不寛容になった」「ネットは攻撃的な人が多い」
「コイツあたまおかしいだろ」「○○は人間は最下層だ」
2019年には1200件炎上が発生している
中規模以上だと株価も下落。
炎上:ある人や企業の行為、発言、書き込みに対して、インターネット上で多数の批判や誹謗中傷がおこなわれること。
2020年4月の炎上件数は前年比約3.4倍
新型コロナ禍でネット炎上件数が増加しました。
どのくらい人が炎上について?
1件あたりで推計すると約0.0015%(7万人に1人)
ネットには能動的な発信しかない
電話調査や訪問調査の世論は、受動的に述べ体験が反映
日常の会話は能動・受動的両方がまじる
ネット世論の偏り方、憲法改正について
社会に14%しかいない人の意見が、ネットでは46%
ネット上には極端な意見が過剰に表出しており、アンバランス。
非対面コミュニケーションだと攻撃的になりやすいことも
炎上参加者は、世帯年収が高く、主任・係長クラス以上の割合が多くなる
書き込む動機
書き込む動機は「正義感」60%~70%。社会的正義ではなく、各々がもっている価値観での正義感でさばいている
正義感型の炎上参加者は、書き込む回数が大幅に増加する。
萎縮する側にも課題
他者を攻撃する「正義感」が不寛容社会を生んでいる。
差別や誹謗中傷を除き、批判するのも「表現の自由」
受信した情報が常に偏っている可能性を考慮する必要がある。
その上で、角の萎縮はするべきできではない。
近代化の流れに見る「炎上」と「情報社会」
産業革命以降、それまでとは異なるペースで経済が発展。
産業社会によいては、モノの豊かさや富を築くこと、所有することが重視された。
産業者空きは200年以上続いたが、近年先進国GDP成長率は鈍化。
モノの豊かさ・富を築くことを重視→つながり・感謝されること・心の豊かさを重視
山口先生から、情報はすべてが偏っている