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映画【マッドマックス〜フュリオサ】を観た
★ストーリー
『マッドマックス〜怒りのデスロード』でシャリーズセロンが演じたフュリオサの前日譚(←詳しい意味知らんけど、いっぺん使って見たかった)。
★女優
アニャテイラージョイ
フュリオサの子役(アリーラブラウン)がとても良かったのだけど、変わったことに気づかなかったくらい、アニャテイラージョイも良かった。
子役からバトンを受け取る際に、一番難しいのは〝目〟ではないか。
先日、Netflixで見た中谷美紀主演のWOWOWドラマ〝ギバーテイカー〟で殺人鬼の役を菊池風磨が演じたが、目に〝闇〟は表現出来ていたものの、〝快楽〟的な純真さが薄かった。子役はその病質(本能)としての純真さの光を宿していた。何れにしても子供の純粋なあの〝目〟を大人がやるのは難しいのだろう…と思っていたが、アニャテイラージョイは、その〝目〟を物の見事に引き継いだ。素晴らしかった。
僕はこの女優をあまり知らなかったけど、プロフィールを見て、〝ラストナイトインソーホー〟の歌手役の役者だと知った。あのときも、独特の空気感とやはり目の力が印象に残っている。
★長澤まさみ研究
子役からの引継ぎというのは、あまり記憶にないが、この部分は長澤まさみなら大丈夫だと確信がある。
今のPLUSカルピスのCM寝起き編の最後の場面で「プラ〜ス」と言うときは、昔のアイドル的な長澤まさみのまんまだからね。いつも言っているが、これが長澤まさみの育ちの良さで、成長が上書きではなく、整理整頓されている。
★パンフレット
洋画パンフレットととしては、しっかりと作り込まれて、読み応えも、手にしたときの重みもなかなかのものだった。映画が〝キャラもの〟だから、登場人物の背景や、もちろん役者のインタビューなど、まだまだ読みたくなるし、マッドマックスシリーズを再度見返したくもなる。だって、メルギブソンのマックスとは、今や全く無縁の映画になってるもんね。その辺の精査もできる。
★まとめ
正直、そんなに期待していたわけではなかったけど、これは映画館で観るべき大作だし、勧善懲悪とはいえ、役者(登場人物)もみんな良くて、どこか愛嬌がある。キャラにそれぞれ魅力のある大満足の一本だった。
シャリーズセロンに繋がるフュリオサを心配したけど、今はもう一回見直すときのシャリーズセロンの方が心配なくらいだ。