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映画『スオミの話をしよう』を観た③

★ストーリー
スオミは善人?悪人?詐欺師?多重人格?その正体を探るミステリー。

★長澤まさみ研究
生粋の長澤まさみファンからすると、学生服姿の長澤まさみは悶絶するほどの喜びがあるのではないか。
その場面は2度ある。
昔と比較して、何が違うかというと、滑舌が明らかに変わった。ドラマ〝GOLD〟で天海祐希に「舌っ足らずな」と言われていたのとは別人のような明瞭かつ活力に溢れた滑舌になった。素人目にも分かる、目に見えて一番変化した部分だ。
昔の長澤まさみの学生役は、学校のアイドルで、どちらかと言えば、頼りなさげな妹的な雰囲気があったが、さすが今は、以前とは逆の姐御肌的な、生徒会長をも務めそうな女子力を感じさせた。
変わっていない点もある。
ちょっと拗ねた顔のときに見せる口元の表情は、昔と変わらない。たぶん、長澤自身も昔を意識して作っているに違いない。
保護者面談の場面は、スオミと少し小柄にされた母役の長澤まさみと同じ画面に映し出されるが、これぞ、まさしく夢の共演!この自己中心的な母親の頭の悪さをビジュアルで補ってきたであろう人生を軽妙に演じている。
この場面はラストとフィナーレを除けば、ベスト場面だと思う。
特にこの母親を演じられる主役級の女優は、長澤まさみ以外にいない。


★まとめ
今回もイオンシネマ常滑の大スクリーンで観賞。
映画は4回目の観賞になるが、正直、今回が一番面白かった。
とは言っても、笑いの質や内容がどうこうではなく、単純に僕がようやく長澤まさみパート以外を、じっくりと観れたのだと思う。
おそらく大スクリーンでの上映は、今週で最後になると思うが、このラストとフィナーレは大スクリーンで観るべきシーンだ。
アクションや巨大生物は出てこないが、大スクリーンで魅せられる長澤まさみは、本当に凄い女優だ。

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