長澤まさみ映画初主演『ロボコン』をDVDで観た
★ストーリー
落ちこぼれ高校生によるロボットコンテストを舞台にした青春の物語。
★女優
須藤理沙 27歳。
朝ドラ『天うらら』(98)のヒロイン。以降も主演ではなくても、今なお脇役で存在感のある女優。
この映画では、保健室の先生役で出演して、長澤まさみとの絡みが多いから、役的な存在感はイマイチだったけど、男子には分かる。これはハマり役だ。
最後の場面で、少し男子の想像にハマる場面があった。
★長澤まさみ研究
長澤まさみの27歳は、2014年。
ジョンウーの『太平輪』(邦題はザクロッシング)に出演。あー、これが『ザ・クロッシング』なんか、と今ごろ知った。DVD買うかどうか迷ったんやけど、長澤まさみの公式プロフィールには『太平輪』と記載されており、同一の作品とは思わなかった。
▶︎長澤まさみ初主演
16歳。この映画が、長澤まさみの初主演映画。立ち姿がすごく素朴で、とても好感の持てる新人女優だ。
長澤まさみフリムンとしては、オープニングに『コンフィデンスマンJPロマンス編』のダー子の片鱗が見えたのが、いきなり笑えたし、長澤まさみは長澤まさみなんだと感じた。
まだお飾り感はなく、だからと言って、今も昔も、力むことのない芝居は感情移入しやすかった。
例えば、小栗旬はこのころから演技への意識の高さが見えて、脱力的な役を、めっちゃ脱力した演技をして、ちゃんと魅せている。
でも長澤まさみは、そのへんが見えない。演技に対して謙虚に見える。もちろん初主演だから当たり前だが、とは言っても、今の長澤まさみも、僕には謙虚に見える。
ただ、面白かったのは特典映像のインタビューだった。
ま、まだ16歳ということを差し引いても、滑舌悪すぎるやん(笑)
GOLDの劇中で天海祐希に「舌っ足らず」といじられる素地を見た気がした。
そこが可愛い、というのが、今となっては、自他ともに罪であった気がする。
★まとめ
中古DVDサイコー。
内容も面白かった。若手とはいえ、俳優陣も良かった。東宝の長澤まさみへの期待の大きさの表れだろう。
この後、いよいよ『世界の中心で、愛をさけぶ』の出演となるわけだが、行定勲監督は、もちろんこの演技を見たそうだ。
ここに面白いエピソードがある。
あぁー、長澤まさみの講談、早くやりたいなぁ。