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映画『アーガイル』を観た

★ストーリー
人気作家のスパイ小説が未来を予知していたら…スパイコメディ!

★女優
ブライスダラスハワード43歳。
『ジュラシックワールド』のクレア。
独特の瞳に光がある。クレアはインテリのデキる女感はあるけど、どこかコミカルで愛らしく、ハマり役だった。
今回は小説家。その瞳がどこか寂しげで繊細さを表していて、小説家のイメージとはぴったりだったけど…後半は少しズレていたけど、ま、そこがこの映画の見せ場でもあるのかな。

★長澤まさみ研究
日本の映画やドラマのスパイ的なものは、基本あまり良くない。ま、国にそんな文化がないのだから仕方がない。
長澤まさみなら人物は創りこむことは出来るだろうが、やはり土壌に、その文化がないぶん、役者だけではない全体の空気感に緊迫感が薄れるのだろう。ま、このアーガイルはコメディだから、緊迫感は必要ないとしても、そこを笑いに変えてしまうと、コメディ色が強くなって、結局、スパイ映画の面白みは失せるだろう。
長澤まさみが、もしスパイを演じるならば、海外製作の作品やせめて時代物にしてほしいと個人的には願う。
ちなみに、ジュラシックのクレアなら、ブライスダラスハワード以上に、知的かつキュートに仕上げていたに違いない。ホンマに世界スケールの女優である。

★パンフレット
小型で読みやすいけど、その分、写真は小さくなってしまう。痛し痒し。
プロダクションノートも、役者別に章分けされていて読みやすい。

★まとめ
結局のところブライスダラスハワードとサムロックウェルという、どちらかというとスパイ映画には似つかわしくないビジュアルのふたりのスパイ映画というのが、本作の魅力なんだろうな。
クライマックスの場面は、オシャレなアクションではあったけど、僕的には〝リボルバーリリー〟の一色の方が見惚れた。ま、あの綾瀬はるかは格好良かったけどね。
いずれにせよ、大変楽しめた映画でした。

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