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FX『SHOGUN』を映画館で観た

★ストーリー
太閤亡きあとの大阪城。虎永は石堂に幽閉されるが、漂着した外国人により、天下が動き出す。

★女優
アンナサワイ
欧米が求めるアジアンビューティー、そのものだ。
アジアに求める美しさは、クールさだ。決して、エンタメだけじゃない。フィギュアスケートでも、荒川静香やキムヨナに美の高さがあった。どこか冷たさのある表情が欧米好みだ。
例えば栗山千明も今でこそ、コメディでも何でも来いの女優になったが、『キルビル』のころは、アジアンビューティーだった。近年、欧米で評価を得た菊地凛子も、クールさの強い女優である。
アンナサワイは、どういった経緯でアメリカに行ったのかは、勉強不足で知らないが、自身で海を渡る決断をしたのなら、夢の大きさと同じかそれ以上に、頭の良い人だ。その聡明さと信念の強さが、役にも溢れている。

★長澤まさみ研究
本心としては、長澤まさみにはスクリーンにこだわってほしい。
長澤まさみの身体的スケールと、細かな表情の芝居は、間違いなくスクリーンでこそ一番映える。
しかし今の時代、サブスク系の作品こそが世界への近道だ。世界に知られるためには、サブスク系で海外の作品に出会うことも、長澤フリムンとしては納得するしかない。

★まとめ
〝未知なるものへの精査〟と〝信頼〟が大きなテーマだ。
漂着した外国人を如何に精査するか。そこに知恵だけを働かせても信頼は勝ち得ないし、心ばかりでは利用される。互いを思いやる気持ちが大事になる。とはいえ、そこの下心には、もちろん損得があっても構わない。知恵と心と損得(金銭や物質的なものばかりではなく、感情的なものも含めて)が揃ってこそ、信頼に繋がっていくのではないだろうか。信頼とは意外と動物的なものかもしれない。
そして、それをひたすらに20年やり続けてきたのが、真田広之に違いない。

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