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プライムビデオ『サンセット大通り』を見た

★ストーリー
凋落の大女優と売れない脚本家の恋愛悲劇。

★女優
グロリアスワンソン
自身もサイレント時代の大女優だったらしく、私生活も派手で、ハリウッドで初めて貴族と結婚した女優であり、あのケネディの父とも不倫関係にあったという。
最後の場面は圧巻だった。
詰めかけた報道陣の前で、一世一代のトーキーの芝居を魅せる。
その圧倒的な存在感と、150センチの小柄な体を感じさせない壮観さは、もうスリラーやホラー映画を見ているかのような怖さがあった。

★長澤まさみ研究
〝スオミの話をしよう〟のラストも、素晴らしい芝居だったが、もう少し欲しかった。このグロリアはもうお腹いっぱいなくらいまで振れていた。今の時代は、あそこが限界なのかもしれないけど、スオミは狂気にも振らず、人格の演じ分けをする難役ではあるけど、長澤まさみには、まだ余力があったように見えた。


★まとめ
1950年。ビリーワイルダー監督。
階段を使って芝居を打つ女主人公。まるで設定やキャラも違うが、〝スオミの話をしよう〟と類似したものを感じた。スオミを観に行きたくなるんだけど、常滑は残念ながら昼上映しかなく観に行けない…

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