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映画『スオミの話をしよう』を観た

★ストーリー
▷スオミの正しい見方
フィナーレのダンスシーンまでの前説的なコメディも面白い。

★推し場面
▷普通の芝居の凄み
草野スオミの時に、シャンパン(クリュッグ)を開けるときの不器用さを表す顔。
次は寒川スオミの時に、やはりシャンパンを開けるのだが、このときは慣れた手さばきで開ける。ラストだけではなく、長澤まさみの芝居のギャップを随所で楽しめる。僕的には不器用さを表したこの表情は秀逸だった。

★長澤まさみ研究
▷長澤まさみの真骨頂
長澤まさみは憑依型の役者ではななく、整理整頓された経験則と知識で演技を導く俳優、というのが僕の見解だが、この不器用な表情が、その証ともなる。
これは昔、自身が経験した、シャンパンを開ける際の高揚感と不安な気持ちを、しっかりとストックしておいたのか、
打上げなどで後輩たちが慣れない手つきで開ける場面を記憶しておいたのかの2択ではないだろか。
とても自然で親近感のある表情だった。これぞ、長澤まさみの真骨頂と言える演技だった。

★パンフレット
きのうは買わなかったけど、劇場では販売してました。


★まとめ
▷三谷幸喜に感謝の長澤映画
結局、試写会を含めて8回観た。
『北辰斜にさすところ』と『天外者』は舞台挨拶をさせていただいた時に観るので数えきれないほど回数は重ねてるいるが、ただ観賞するだけとするなら最多観賞回数の映画となった。理由は幾つかあって、
・フィナーレをスクリーンで観ておきたい。
・『コンフィデンスマンJP』は今もスマホ垂流しで見ているが、スクリーンで観たいと思う。
・長澤まさみは映画女優だ。
それらの思いから、可能な限り観に行った。
そして今回も最高でした。

「20代の一番可愛い長澤まさみを撮った」のが〝モテキ〟なら、〝スオミの話をしよう〟は「長澤まさみのベスト盤」だな。
三谷幸喜監督、ありがとう。
長澤まさみのミュージカル場面が映像として残るのは、エンタメ界の至宝ともなります。

まだ観ていない人は、宝塚シネピピアで26日まで上映中です。

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