【思い出】運命の眼鏡と出会いについて
私は一人背筋を伸ばし、烏丸御池駅の南側の改札に向かって歩いていた。それは意思が揺らがないようにするための、私なりのファイティングポーズだ。「本当にそれ必要?」と問う声に対し、天使とも悪魔とも思える別の声が語りかける。「覚悟を決めるだけだよ」と。
11月8日、私は学生生活2度目の高額の買い物をするために街に出てきた。前回はカメラ、そして今回はメガネだ。普通、メガネなんて10,000円もあればある程度の種類から選べるだろう。しかし、今日行くお店「グローブスペックス 京都店」には