たいがの短編小説‐Vol.2
短編 Iggi(イギ)の曇り空
妖精とか、神様とか、魔法使いとか、いろんな呼び方があるらしいが、何でもいい。
ニンゲンの世界で、私たちは生きている。
見た目も、生き方も、思考も、感情も、ニンゲンたちと一緒。何も変わらない。
唯一、ただ一つ違うことは、天気を操れること。
「OMG, I screwed up again! あーもう、私ってなんでいつもこうなんだろう」大きな悲痛の後悔と、小さなため息混じりの落胆が、二種類の言語で口から出てきた。両方ともを聞いたジャコが湯