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なぜオミクロン株? ニューはどこいった
コロナウイルスの種類はアルファ、ベータ、ガンマなどギリシャ文字で表されてきた。オミクロン株のオミクロンもギリシャ文字であり、小文字のOに角を少しつけた感じがオミクロンである。
コロナウイルスの中でも懸念されている変異種はアルファ、ベータ、ガンマ、デルタにオミクロンを加えた5種類、注目すべき変異種はラムダ、ミューの2種類である。
ちなみにデルタとラムダの間にあるイプシロンからカッパまでの6文字も変異種もすでに存在しているが、脅威ではないために目立っていない。
ギリシャ文字の順番に従うとミューの後はニューである。だからオミクロンでなくニューが来るはずと思ったが、実際に使われたのはオミクロンである。ニューだけでなく、クサイも飛ばされている。
コロナウイルスの新株が出たときに気になったのはこのギリシャ文字の順序だ。他の人から見るとどうでもいいことかもしれない。しかしオミクロン株のニュースで理系の血が無駄に騒いだ。
コロナウイルスの新種は感染初期(2020年)の頃、発生元と考えられる地名が用いられていた。イギリス株やインド株という呼び名は記憶に残っているだろう。ただギリシャ文字に変更した理由は差別や偏見につながる可能性があるかららしい。WHOも大変だ。地名とギリシャ文字について、無駄に暗記することが増えてしまった。
そういうわけでコロナの新種はギリシャ文字でラベリングされている。
所々飛ばされているギリシャ文字の存在は差別や偏見、または日常生活で使う言葉と混同されやすいことが理由だろう。ニューはnewと混同、クサイはxiを姓とする方が多いために使用しなかったとWHOは説明している。
xiという姓は誰だ、と思うだろう。xiを姓に持つビッグネームはみんなも知っている。中国の習近平国家主席は姓を英語表記にするとxiになるそうだ。確かに飛ばすしかない。
コロナウイルスの新種のラベリングについてだが、ギリシャ文字が埋まった場合、星座が使われる予定だと。デネブ種、ベガ種、アルタイル種が現れる日が来るかもしれないということだ。
楽しそうであるが、使われる未来は来て欲しくないものである。