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FC岐阜

「長良川劇場」

ミュージカルとかオペラが行われる場所のことじゃない。サッカー。FC岐阜。

FC岐阜がJリーグに加入して間もない頃。15年くらい前。まだ自分がサポーターになる前。FC岐阜はホームスタジアムである長良川競技場で劇的な試合を繰り広げることが多く、見る人を魅力するという意味で、「長良川劇場」と呼ばれるようになった。らしい。諸説は無いと思うけど、誰が言い出したのかは知らないし、どうやって広まったかも知らないけど、「長良川劇場」。そう言われている。

2024年。転勤で高校ぶりに岐阜に戻ってくることができた。中学生の頃から岐阜の試合を観に行っているけれど、人生で1番多くの試合を観戦したシーズン。あと1試合を残してJ2昇格の芽が断たれ、チームは来年もJ3で戦うことが確定した。

シーズンラストのホームゲームを観戦し終え、こうして初めてnoteという形で、自らの気持ちを記そうとしている訳だけど、理由は何となく。特別な理由はない。別に誰かに読んで欲しいとかでもない。何となく書いてみたいと思っただけ(笑)

お笑い芸人をしていた友達が、過去何度かnoteを書いていた。それを読む度にどこか心が温まると同時に、「なんか良いな」と感じていた。毎回結構楽しみにしていた。恐らくその影響だと思う。

ちなみにその友達が僕をFC岐阜という沼に引きずり込んだ男である。

丁度彼のことを考えていたら、FC岐阜にハマった頃のことを思い出した。

FC岐阜の試合を観に行くようになったのは、中学生の頃。12,3年前の話。同じ野球部で小学生の頃から一緒に野球をしていた彼に誘われ、野球部の仲間何人かと初めて試合を観に行った。正直その試合がどんな試合だったのかは覚えていないけれど、それをきっかけに何回も試合を観に行くようになった。

当時はサッカーそのものの楽しみというよりも、学校のない休日に友達と集まり、サッカーを観に行くということが楽しかったし嬉しかったんだと思う。野球部なら集まってそのままバッティングセンターでも行けって感じだけど。

皆でチャリで長良川競技場に行っていたこと、試合後にコンビニでアイスを食べながら長時間たむろしていたこと、試合に向かう途中で変なヤンキーにカツアゲされたこと(笑)、色んなことを思い出して懐かしくなる。
そう言えば中学野球部の応援歌もFC岐阜の応援から流用してたよな。全員でベンチで熱唱してたの懐かしいな。またいつか皆で歌おう。

そんな感じだったけど、気付けばいつしかFC岐阜のことを本気で応援するようになっていた。高校生になり部活が忙しくなった時も、部活を引退し本当はもっと受験勉強をしなければいけない時も、観に行けるホームゲームは足を運んでいた。塾を抜け出して試合観に行ったこともあったな。

後半ロスタイム染矢の劇的ゴールでの勝利、フィジカルの鬼ナザリト、レオロシャが直接CKをぶち込んだ試合、勝てばJ2残留の最終節ヴェルディ戦での勝利、みんな大好きレオミネイロ、世界に羽ばたいた古橋、大木体制1年目の名岐ダービー等々思い返せば今でも心に残る試合、選手が山ほど。自分自身完全に「長良川劇場」に魅せられた1人である。絶対に勝ちより負け試合見た回数の方が多いけど。

中学の時、誘われてなければこうはなっていなかったかもしれない。沼に引きずり込んでくれてありがとう。

大学で県外に出て、就職後の配属も県外になったから、ホームゲームを観に行ける回数は大きく減った。それでもDAZNで試合を観たり、帰省のタイミングで試合を観に行ったりと応援する気持ちは変わらず残っていた。岐阜愛。

ここまで随分と長くなったけれど、そんな過去を経て今日に至る。文字を打つのに疲れてしまったので当初メインで書きたかった今シーズンの振り返りは割愛したいと思う(笑)

ほんとはアウェイ富山戦、後半ロスタイム勝利目前で失点して試合が終わった瞬間、サポーター人生で初めて泣き崩れそうになったこととか書こうと思ってたんだけど(笑)

前置きが本題になってしまった。文章書くのって難しいね。現代文得意な方だったんだけどなあ。反省反省。

まぁともかくチームは来シーズンもJ3な訳だけど、来シーズンも変わらず応援を続ける。今年J2に昇格できなかったのは悔しいけれど、結局どのカテゴリだろうが応援してしまう。一種の依存性。抜け出せそうにない。治療法は無い。不治の病。

サッカーの試合そのものは勿論だけど、1プレー1プレーに沸くスタジアム、チャンスで上がる応援のボルテージ、点が入った時に周りの知らないサポーター達と全力で喜び合う瞬間、勝利の後のハイパーチャント。負けた時は悔しいし腹立たしい時もあるけれど、試合の空間そのものが大好きだ。あそこでしか味わえない非日常。「待っているのは最高の週末だ」。JリーグのCMでそう言われているが、まさにその通り。来シーズンも最高の週末を沢山味わいたい。

今シーズンラストの追い上げは来シーズンに繋がると信じたいし、1人でも多くの主力メンバーがチームに残って欲しい。的確な補強にも期待したい。そして来シーズンこそJ2に戻りたい。J2昇格の喜びのnoteとか書きたいなあ。いつかはJ1も。まだ2024シーズン終わってすらないのに、もう来シーズンが待ち遠しい。

それでは、予定の何倍も長くなってしまったけれど、初noteこれにて終了としたい。

来シーズンも沢山の「長良川劇場」が見れること
を祈って。

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