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大学教員公募戦士:国立大学の生き残り方


まさかの私大からの意見

「国立大学費を年150万円に」提言が波紋、慶応義塾長「高度な人材育成に必要」…「低所得層が進学できない」と批判の声

国立大学の学費を年間150万円に――。文部科学省の審議会で、伊藤公平・慶応義塾長が行った提言が波紋を広げている。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240515-OYT1T50021/

文科省の審議会とはいえ、伊藤先生からの「学費を150万に」という金額については驚きしかありませんでした。理由は2つあります。学費をあげますと、もちろん進学できない生徒が増えるということ、そして私大と近い学費は、地方私大を殺すことになることです。

学費をあげると進学できない

まさにそうでして、150万円といえば現在の約3倍になるでしょうか。相当無理があると思います。

しかしながら一方で、独立行政法人化させらえた国立大学は、もはや青色吐息。その「限界」ぶりは、国立大協会の声明からもうかがえます

どうすりゃいいんだい。

国立大学から理系学部・研究科を切り離す

今の金勘定での国立大維持は、ほぼ不可能になりつつあります。ではどこで金を使っているのか(または入ってこないのか)を検討する必要もあるでしょう。

お金が入っているところは国または学費ですので、今回は考慮しません。

では出ていく方を検討しますと、理系学部・研究科への投資をやめなくてはならなくなります。
出す学位によって教室や研究室の広さが決まっていることをご存じですか。
また、理系の場合S/T比が文系に比べ、どうしても高くなってしまいます。

もしかしたら恐ろしい選択しかない?

もちろんこのような単純な話ではおわりませんし、実際にあってはならないと思いますが、「お金」だけの観点でなんとかしようとすると、理系学部・研究科をなくし、文系だらけにすればよいということになります。

文系はS/T比が理系に比べてよいため、まず先生の数を減らして学生数を増やせます。しかも建屋や土地も理系ほど必要なくなります。
……本当にこれでいいのかは、別です。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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