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甘酸っぱい朝に。@おの

みなさん、おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
T A I D E Nのおのです。

オリンピックも終わって、すぐにパラリンピックが始まると思っていたおのです。世の中的にはお盆休みですね。ただ、感染者数も落ち着かず実家に帰れないので、個人的には、あんまり夏休みって感じがしない今年の夏です。

少しずつでも夏を
感じていきたい、
摂取していきたいと意気込む今日この頃です。


お盆休みですからね。
こんなにも年末ぶりの合法的に手放しに休めるお休みなんですから、さぁあなたも、今日も変わらずlet’s休読!

さてさて、今週のテーマは「朝」
僕のもっとも苦手とする時間帯です。

三度の飯も好きだけど、睡眠が好き。
長時間眠ることができなくても、全然いいんです。
ただ、起床時間が遅ければ………。

朝にまつわる嫌な思い出は数多くあります。

初恋の女の子の弟の入学式、生徒会長だった僕はかっこよく歓迎の言葉を述べるはずだったのに、式の開始20分前に起きて自分史上最強の寝癖を披露してしまった。
乗るはずだった電車の出発時間に起きてしまって、お母さんに急遽電車とデットヒートしてもらった。
畑だった隣の土地に引っ越してきた4つ下のコウタくんが、うちのお母さんが僕を起こすために放った怒号にブチギレて家族抗争に発展しそうになった。
苦手なのに採用して欲しくて嘘ついて何度も朝番のバイトに遅れ、店長や人生の先輩たちにめちゃくちゃ怒られた。
旅行に行けば11時のチェックアウトまでに起きれずに、フロントからの鬼電で起きた。

会社に入ってからは、飲みすぎて玄関で寝ていたら研修の先生からの電話で11時に起きて絶望した。

とにかく「朝」は僕にとって鬼門です。

朝なんてなくなってしまえばいいのに。
もう全部、朝のせいだ。

絶対に自分が悪い、そんなことはわかってる。
自分が起きられないことを棚に上げて、
このやるせない気持ちをいつも誰かに押し付けてしまっていた気がする。
そうすることでしか自分を守ることができなかった。

「なんで起こしてくれないんだよ!」

そうやって罪のない「朝」に。お母さんに、いつも僕は当たってしまっていた。そんな自分が嫌いだから、僕は「朝」を嫌ってしまっていたのかもしれない。

今思うとこれが若かった、青かったって感覚なのだろうか。

そんなことを思えるようになったのは、少しずつおじいに近づいて、多少なりとも朝に強くなったからなのだろうか。

朝への抗体を手に入れつつある僕は、
こうやって少しずつあの頃の感情から遠ざかっていく。
何かを得ながら、何かを失っていく感覚。

そう思うと少し悲しいけれど、でもその時の記憶や質感は確実に僕の中に残っていて、その時の僕のいるから、今の僕が少し深みのある朝を迎えられるのだと思う。

あの時の自分への苛立ちや悔しさ、それでも支えてくれた周りのみんなの優しさ、そんな全てを抱えながら、僕は今日も眠りにつこうと思う。

そして、きっと明日も予定通りには起きられなくて、多少なりとも苛立ちながら、そんな自分を「お盆だから」と慰めながら、きっと出勤するのだろう。

そんな何気ない日常を今日も愛せるように、
これからの自分がこんなふうに今日の自分を懐かしめるように、
明日も1日を少しでも精一杯生きようと思う。

でも安心して。
きっと明日も寝坊する。

ちなみに、書いていて思ったけど、こんな思いが詰まったそんな作品がTAIDENにはあります。見られることへの羞恥心もありつつ、早く誰かの元に届いたらいいなと思ってます。

ぜひ、あなたにも、そんな甘酸っぱいTAIDENの処女作もぜひ出会ってもらえたら嬉しいです。

お粗末な文章、いつにもまして内容のない文章に今週もお付き合いいただき、ありがとうございました。来週こそは本当に休読してくださいね。

それでは。

ぶん:おのこうた。

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