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古き良きはもう守れないのか?日本の技術者・産業を守るには絶対に○○が必要だよね
おはようございます
昨日朝のストレッチ中に腰をひねってしまったようで
(・・・というのは、その場でぐぎっといったわけではなく、時間が経つにつれてひどくなっていった)
立つのも座るのも痛くて、もうどうしようかなと
起きたら直ってないかなと淡い期待寄せてみたのですが、
長時間寝た後なので、起き上がるときもトイレで低い体勢になって座るのも
激痛
でした・・・涙
整体行こう。
本日もよろしくお願いいたします
日本の工場、産業
日本はかつて繊維産業、縫製業はとっても盛んでした
日本人の性質・特徴も相まって、高い技術と丁寧な縫製。
もちろん縫製だけじゃなく、製糸工場も染色工場も立派で活気がある盛んな産業でした
今は国内の縫製工場の数も10分の1。
1990年に1000?2000?はあると言われてた工場がわずか100~200ほど。
いやもっと少なくなっているかもしれません。
ファストファッションと高齢化
この原因はアパレル業界にあると思います
1990年~安いもの、どこよりも安くて流行を追えて、手軽にファッションを楽しめるようにしようと、各社が価格競争しだしました
まさに109の黄金時代に向けて。
あの頃の109アパレルは、すごいやり方で商品を作っていった
なんなら作ってもいないところもたくさん(笑)
韓国中国で買い付けたものを、ブランドネームや刺しゅう入れたりしただけで販売したり
そうしないと商品の供給が間に合わないくらい
”洋服が売れていた”
実際、安い・かわいい(トレンド)・早い(すぐ買える)で消費数もものすごいことになりました
カリスマ店員なんて言葉もこの頃だよね~なつかしー
ここに目を付けたのが外資の
ファストファッション
「ZARA」が日本に来たのが1998年ころ
最初はファストファッションなんて言葉も無かったので、一気に広まるってことはなかったけど、安くてグローバルな最先端ファッションで注目集めて、徐々に認知されていった
「ユニクロ」が上記と同じころにフリースで大ヒット!!メガヒット!!
して、安くてもいいじゃん!最高じゃんみたいな流れから
「H&M」「FOREVER21」「BERSHKA」「GU」「TOPSHOP」「American apparel」などなど
次々にファストファッションの波が押し寄せてきた
当然価格帯も全部安い!安くて手が出せる・楽しめるというのはいいことも多いけど、ダメージもある
国内縫製の工場・産業技術の崩壊はここから始まった
安くものを作るという事は、大量に仕入れて安い賃金のところでつくればいいということ
つまり人件費・工賃が安いところに発注が殺到→中国生産が非常に増えた時期=日本への発注は軒並みに減っていった
縫製の良し悪しは別として←
日本の技術者は高い技術を誇る反面、技術者を育てるのに時間を要する
その為、海外からの技術研修生を受け入れて安い賃金でアシスタントしてもらいながら、技術を覚えて母国で仕事に活かしてもらうという流れが何年も続いた
この工賃を叩かれる日々が数年数十年続いて――――
高齢化が進んだ
なりたい人がいない
地方でそもそも若い人が減っている
縫製業は儲からないというイメージも進行
しいては海外研修生も減っている
けど、工賃は上がらない
この悪循環でどんどん廃業に追い込まれていった
縫製だけじゃない深刻な問題
本日の繊研新聞にも書いてあった
染色工場が廃業を決めた際
「お宅にしかできない加工だから継続してほしい」と取引先が慌てて飛んできたことがあったそう
時すでに遅し
廃業を決意するまでの経営者の苦悩を思うと
「じゃぁ、続けましょう」とはならないだろう
そうなんだ。
だれも廃業したいなんて思っていない
続けられないから、そうなるのだ。
わたしは技術は残していきたい、けどどうやって?
日本の技術者は長年安い工賃で仕事させられてきたということ
技術に関してはプライドがあるということ
今のアパレルで洋服作っている人デザイナーパタンナーにものつくりをちゃんとできる人が少なくなってきていること
これら含めて、苛立ちもあるのだろう
国内縫製工場との方がやりにくい(取引しにくい)と言っている人もいる
これはどちらも分からなくもない
けど、このまま日本の技術、アパレル、縫製、繊維、染色、撚糸、紡績・・・
無くなっていいのかな??
無くなってほしくないという感情はあるが、責任持てない発言になるな
じゃぁ、どうする?
アパレルブランドを立ち上げて、日本縫製に特化
これはずっと思い描いている、がそれに留まっている
単純にやりたいが勝っていることがらだけど
思っているだけじゃ変わらないので、
まずは現状の日本の工場さんたちの現状を知りたい
そして、伝えていきたい
新しい取り組みは始まっている
地方の工場さんでも変化しているところはたくさんあって、
工場さん事態がOEMで商品を造ったり、パタンナーを入れてオリジナルデザインでブランド化したり
若い人の手によって、変化させているところもあるから
いい取り組みだなと思った
けれど、取り組んだ先に利益が無ければ続けられない
どんな取り組みでも「応援」されなければ成り立たないのだ
実際に止めるべきなのは廃業なのか、個人の技術なのか
工場さんで出来ること、個人で出来ることって染色や紡績は機械が必要だったりするから難しいかもしれないけど、
縫製だったら、ニット編みだったら、、、
個人での技術者を残す、後継していくってことは可能かもしれないなとも思う
日本のアパレルが安い工賃しか払えないなら、海外に依存し続けるなら、
技術者の技術も海外で高く買ってもらう、評価してもらうことも大事じゃないだろうか
実際、繊維で日本は高い評価受けている――
どちらにしても日本国内のことを日本国内で知ってもらう事がわたしにとっては大事なことだと思うから、
目先の楽しいカワイイファッション以外にも
こういう背景にもアンテナがひっかかるように、
またひっかかったら目を向けてくれたらうれしい
本日も最後までお読みいただきありがとうございます
真面目なはなしでしたが、書いていて一概に一か所からの目線では分からないことが沢山あるなと思って、直接工場さんお話が聞けたら嬉しいなと思いました
また進展があれば、書きます
今日も良い一日になりますように
わたしの腰治れ~(切実)
ではまた明日~