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大事なことを忘れたままデザイナーになった
ファッションデザイナー、アパレルデザイナー
といえば、何を想像しますか?
おしゃれ
美的感覚が優れてる
繊細
絵が上手
手先が器用
芸術性
などなど
イメージは結構先行しがち(笑)
特にアパレル・ファッション業界にいない人、まだ入ってない人からするとイメージが想像だから余計高くなるよね
わたしもその一人だった―――
専門学校に入ると【絵が上手い人】が沢山いたし、【おしゃれだな】って人も沢山いた
ワクワクしたのと同時に、自分のコンプレックスがメキメキと現れてくる
私は絵が下手だ
そう思ってた。思い込んでいた方が強かったと今なら思えるんだけど、いくら書いてもうまくならない(これも、そう思いこんでいた)
ともかく、上手くなるほど書き込んでいない
これが致命的 するべき努力をしていない
なんなら、絵が苦手だと思うばかりに絵から遠ざかっていたようにさえ思う
これでは益々上手くならないどころか、苦手が増える一方だ
絵のうまさは必要ない
アパレルの仕事に入った頃、そこは会社にもなっていない仕事先だったので、専門的な分野に特化している人はなく先輩デザイナーパタンナーのお仕事が見れなかった。
詳しくはこちら
(後半に具体名が入ってるので有料にしてますが、1社目は無料範囲で見れます)
転職を経て
むしろ2社目が初めてのアパレル企業という企業だった
デザイナー、パタンナー、MD、生産管理、営業がそれぞれ何人もいて、そこで初めて【デザイナー】としてお仕事始めた
けど、中途採用なのに初めてのアパレル企業だから右も左も分からない状態でデザイン画+指示を描いてパタンナーさんに渡した
指摘、指摘のオンパレード
このパンツの前の仕様ってどうなってるの?
こここんな短くていいの?
この絵の雰囲気でこんな形には出来ないけど~・・・
来るわ来るわ、質問の嵐・・・汗
この時まだ
わたしが絵が下手だからだーーーー!!!いやー!!
って思ってた(いやって、仕事だから)
悲しみに暮れながら、何度も書き直す
その度にファッションデザイン画やデッサン見本の本を家で広げるたびにため息ついていたな・・・
ターニングポイント
そんな時、一人の先輩が教えてくれた
「ヨシモさん、絵は下手ではないよ、むしろ上手に書けている」
「え・・・じゃなんで・・・?」
「絵は下手じゃないけど、どのように作ってほしいかが伝わってない」
完全に下手だから突き返されているんだと思ってたから、この言葉は衝撃!
そこから、どういうディテールを入れて、こんなステッチにしたくてなんかを意識して書く
未熟で言葉も仕様もあまりわからなかった私は見本の写真や言葉を足して伝えるようにする
ここを意識してパタンナーに依頼するようにしたら、、、
「わかりやすくなった。それなら、こういう仕様とこういう仕様があるけど、こっちがいい?」
褒められた(嬉しい笑)
絵を売る仕事じゃない
そこなんだよね。アパレルって服を作って売る仕事。
芸術でもなければ、絵描きでもない
そこを勘違いしたまま、アパレルのデザイナーになってた
気が付いたのは3年目(笑)
*前社に2年くらい居たからね
絵が上手な人も絵が下手な人も陥る罠
余談ですが、上手な人も苦悩していました(笑)
だって、上手い下手じゃないから、指摘は同じなんだよね
しらなかったよー教えてくれよーーー
上手いと自負のある人の方がショック大きかったかもしれないよね。
どっちもやってみないと分からないこと
わたしの性格もあるけど、
アパレルって20年経っても「一回やってみて考えよう」が多い
絵心よりも好奇心。チャレンジする心の方が大事なのかもしれない
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
アパレルあるあるならいくらでも話せるな、と文章書きながら思いました
4月も2週目でだんだん疲れてくるころと思いますが、適度に力抜いて頑張りましょう
では、また