わたしの音楽の授業理論

音楽の授業は、

「音に対する気づきのための仕組みを構築する時間である。そのために人間が本来持っている拍感、リズム感、音感など、さまざまな感覚を強化する。」鈴木太一

あくまで自然な形で。

音楽(の授業)が苦手だなぁと思うのは、やはりどこかで無理させてる部分があるからで。
そう思ってしまって、音楽のふかーい世界への入り口が閉ざされてしまってはもったいない。

音楽って、パズルみたいなもので。
今から数百年前の作曲家たちが描いた作品が、現在でも演奏され続けているのは、ある意味、そのパズルの組み方が実に絶妙だということ。そして出来上がったときの全体像がとてもハッとさせる何かがあるということ。
そう、わたしは思います。

パズルの組み方に気付ける力が、わたしの思う音楽のちからです。

日本や世界のわらべうたは、まさにその感覚を研ぎ澄ませる宝庫です。遊びながらさらに面白いモノをどこからともなく発見してつくっちゃう面白さがありました。

それは元々子供たちが大人の世界(冠婚葬祭、祭礼、神楽、踊り…)を模倣することから生まれた、クリエイティブな音世界。
遊びながら、コミュニケーション能力を高め、遊びとともに拍感やリズム感、聴く力を養っていく。

楽しく遊びながらいつの間にか身につける。という子供の自然な発達のスキームを用いながら、自立した音楽力を身につけていくというスタンスで授業をそして学校をつくっていきたいと思います。


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