音楽の授業の感想文って、とても難しい?
「感じたことや気づいたことを書きましょう。」
これってよくある問いのフレーズだけど、
中高生からしてみたら、こんなことが頭の中で起きていて、
・正解は何か?(なんて書いたら点数が高くなるか?)
・よく分からない(気づくってなに?)
・そもそも何も感じない(と思っている)
自分が期待しているレベルの返答と乖離することがとても多いのね。
(知っている言葉を字数を埋めるために並べて、はいおしまい!って答えがあまりに多い。一生懸命書いているのはすごく伝わるけど。)
これはとても反省すべき点。
一般的にも、音楽をたくさん勉強してきて、音楽の楽しさや深みを知っている先生たちが、その楽しみをたくさんの生徒に伝えたい、知ってもらいたい。そんな思いで教材を作るんだけど、その結果、生徒たちが経験する「楽しむ」の深さはきっと先生たちが想定しているものとずいぶん離れている。
そもそも音楽の授業で「音楽の力」は身についているのか?
このギャップを日常の授業で埋めていきたい。
豊かなミュージシャンシップと音楽のリテラシーを育むこと。
本を読むみたいに、自在に楽譜を読める力が育って、音楽の授業の中で毎時間たくさんのレパートリーの音楽をアンサンブルすることができる。
そして、本物の音楽から芸術的な構成的な美しさを感じ取る。
アンサンブルを通して、人と人との関係性におけるいろんな塩梅を身につけていく。
そんな力が身につけられたら、音楽の授業の価値がもっと知られていくんじゃないかなぁ。
結果、音楽系の部活動もより面白く発展していくんじゃないかなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?