【サハラ砂漠🇩🇿】story⑬「マモル」
みなさん、こんにちは
人道支援家のTaichiroSatoです。
サハラ砂漠のセキュリティについて、環境について、そこで出会った人たちについて。
これまで何編かにしてお届けしてきましたが、今日は「マモル」について考えていきます。
「マモル」
メディカルとして砂漠へきてからしばらくが経ち、
キャンプの全員を対象に地道にBLS(心肺蘇生法)のコースを作ってやってます。
マネキン買うところから修了証まで手作りで、
なんともアットホームな感じ。
この前、セキュリティ(僕たちを守ってくれている護衛のスタッフ)から依頼をされ、彼らのためのコースを開催。初めてのBLS(心肺蘇生法)経験だったみたいで、
すごく喜んでくれた。
導入部分でみんなに自己紹介。
自分「実は自分は、AHA(アメリカ心臓協会)の インストラクターなんだよ!」
みんな「おぉーーーぉぉーーー!!(拍手👏)」
↓↓
自分「なにか今日のコースで質問はある?」
護衛Aさん
「タイ、エーエイチエーインストラクタって何?」
自分「。。(あの時の「おぉーー」は、とりあえず拍手だったのか苦笑)」
こんなやり取りをしながら、和やかかつ、彼らがいざというとき、心肺蘇生ができるようにコツを伝えていく。
護る と 守る (マモルとマモル)
彼らはいつも、砂漠での僕らの安全を護ってくれるからこそ僕らは活動出来ている。
そんな彼らに今回は自分の医療分野で命を守るを彼らに還元できた。
自分にとっても嬉しいことだし、
これんでほんとにWin-Winだよなー、と自身を振り返る。
イラクの時にも考えたことだが、
軍隊、兵士。
僕らが普段接しているとっても気さくな彼らが、
いざというときに戦う。
一見当たり前のことだが、
僕はそんな想像をしたくない。
そんな彼らを治療するという日が来て欲しくない。
僕らを護ってくれることは本当に本当にありがたいんだけど、そもそも護らなくてもいい世の中にはやくなれ、と心から願う。
砂漠の砂はとても細かい。
けど、砂漠は果てしなくデカい。
ひとつひとつのアクションは小さくても、
いつかは果てしなく壮大で
揺るがない砂漠のようになれる。
今に誠実に。
自分の出来る小さなことから
コツコツとやっていく。
※投稿内容は全て個人の見解です。
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また次回お会いしましょう。
Best,
Tai