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さしみ
2021年3月11日 22:41
あの時から止まっていた時間が再び動き出した瞬間だった。かつて公開したその時のやり取りである。青が私で、赤があの子である。私の家へやってくることが決まってから気が気でなく、ソワソワしていた。洗濯物をただ一箇所にまとめただけだったり、片付けと呼べる代物ではなかった。彼氏が居たため遠慮していたのかどうかは分からないが、付き合いのあるグループの友人の中で私の家をその時まで訪れていないのは彼女だ