じぶんの人生を「経営」しろ。「黒字を出す」ための鉄則。してはいけない「経費削減」について。身体とメンタルの経営理論。
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まえがき
2021年に入った。もういちど「人生全体」について考えを及ばせるのにはちょうどいい切れ目。細分化することで、見えてくることがある。年度の切れ目は大切にしたい。今回は「人生の経営」について。
ここにあるのはゴミ料理だ。ちょっと臭うから、食べる人を選ぶかもしれない。けれど、「一部の人たち」にとっては、たまらない御馳走になるかもしれない。我々は、客を選ぶ。
これを「美味しい」と感じたなら、もしかしたらお前にも「スラムの住民」になる適性があるかもしれない。そのときは、ようこそ。
「お金ではない資本」について。
2020年、スラムの研究は「健康」を整理した。
健康とは、
「認知、群れ、身体の不快」から
逃れられる状態を維持することである。
これがまさに「お金ではない資本」である。人生を経営していくのなら、この「健康」を黒字にしなければいけない。そうでないと、楽しいはずの「土日・祝日」に、借金取りがドアを叩く。
睡眠、バランスの取れた食事、あらゆる生活基盤の維持。これは外せない。つまり、「支払うべき経費」であり、「削減してはいけない経費」になってくる。ここを削減すると、あとで大量の請求書が届くことになる。トータルで損。
経営とは、「ゼロコスト」を探す旅である。
思うに、経営にはゴールがある。それは「ラクをすること」だ。ラクをする。それは「ラクに成果をあげる」ということ。ラクをしながらも、「一生懸命やったかのような成果」をあげるということ。
そのためには「ゼロコストで生産できるもの」を見つける必要がある。ラクをするとは、生産をやめることではない。生産はする。むしろ、ものすごくたくさんする。けれども、疲れない。つまり、「コストがかからない」。生産するのにコストがかからないんだから、売れば儲かる。売れなくても、赤字にならない。売り上げよりも、コストが低ければ必ず儲かる。つまり、ゼロコストは魔法。魔法の仕入れ。
「自分がゼロコストでやれること」を見つけたなら、その経営は「ゴールした」と言うことができる。なぜなら、それは無限コンボであり、あとは回すだけだから。そこに介入する余地はほとんどない。経営のゴールは「経営しないこと」。つまり、引退。それは「神になること」でもある。
ひとはなぜ儲からないのか。
それは黒字になっていないからだ。黒字になっていないのは、「売り上げが小さい」か、あるいは「生産コストが高いから」だ。そして、ほとんどのひとは「自分は前者だ」と思い込みながら、実際は後者に陥っている。
売り上げが多くても、黒字にはならない。それは夜の歌舞伎町を歩いたことのある人であれば自明である。説明不要。お金と同じように、「黒字とは、財布から出ていかなかった分」である。入っただけ出ていくなら、儲かるわけがない。
つまり、生産コストが高すぎる。毎日8時間働くのはいいけれど、その分だけ「土日・祝日」を返上している状態なら「黒字」ではない。アルコール、タバコ、女に、パチンコ。これは「借金を返すために生まれている不要な労働」である。これはすべてコスト。経費に計上できない、経費である。
黒字を出したければ、とにかく「生産コスト」の方に着目したい。それだけの成果を出すために、自分は「どれだけ精神的なダメージを負うのか」。これが見落とされる。だから、ひとは儲からないのだ。
だれもが「経営者」だ。
ひとは生きているかぎり、経営から逃れることはできない。経理から逃れることはできても、だれも睡眠や食事、運動による身体バランスの管理から逃れることはできない。生きていくとは、経営することだから。
「黒字を出したからどうするのか?」
常々と思うことがある。これはお金の話だ。「そんなに黒字を出して、どうするわけ?」。お金を稼ぐのはいいけれど、それをどうするのか。いつも思う。それは、本当に「お前にとって」価値のある数字なのか。
大切なのは、楽しいことだ。楽しいことは、お金で買うこともできる。楽しいことを買えるから、お金を稼ぐ。それは筋が通っている。けれども、「お金があればあるだけ、楽しいことが買える」わけではないのだ。つまり、在庫がある。買い切ってしまったら、売り切れだ。
「売り切れ」になってしまう人がよくいる。楽しいことの売り切れ。お金はあるけれど、PS5は売っていない。あるいは、もうPS5は買ったからPS6が必要なのに、どこにも売っていない。こうなると、あとは「法的に問われない範囲ギリギリで、六本木のクラブで若い女にシャンパンを強要する」くらいの遊びしか買えなくなる。その数字は、本当にお前にとって価値のある数字なのか?
ゼロコストは手段であり、目的でもある。
経営のゴールはゼロコストだ。それは手段でも、目的でもある。それは大きな成果もうむだろう。数字は大きくなる。けれども、それよりもっと大切なことがある。「それ自体が楽しい」ということだ。
これはゲームである。結果が欲しくてやっている。けれども、よく考えたら「結果ってなんだろう?」となる。短パン小僧からカツアゲした現金が、ニンテンドーDSから飛び出してくるわけでもない。その結果は、なんのため?ぐるぐる回る。
それでいいんだと思う。それ自体を楽しむこと。手段としてではなく、目的となること。手段の目的化。すばらしいじゃないか。ゼロコストは最強の手段である。そして、それ以上に、最高の目的になる。
「やりたいこと」とは少し違うかもしれない。これは鍛錬だ。辛くて、痛くて、厳しい道のりだ。だけれども、精神はダメージをうけない。いや、むしろ回復していく。それがゼロコスト。精神に負荷を与えず、命を使い切ること。健康な死。
「黒字を出したら、月に行くしかない」
経営は単純だ。まず黒字を出すこと。これが8割。そして、ここを超えたなら試験は終了。あとはゲームソフトをゲオに売るか、あるいは「縛りを課して、2周目に挑むか」。ぼくは(我々は)、後者を推したいと思う。
月に行く必要はない。あるわけがない。地球の方が、カップラーメンが宙に浮かない分だけ過ごしやすい。地球は空気があってすごい。けれども、黒字を出したら月に行くしかない。つまり、それがどんなに意味不明であっても、次のステージを設定する他ない。
宇宙空間に飛んでいく。その先のことはどうでもよい。月にはいくが、月はどうでもよい。大切なのは、加速を楽しむことだ。速いものは美しい。飛んでいくものも美しい。だから、月に行くしかないのだ。
健康とは、加速する技術である。200km/hに到達し、サーキットを唸らせる。それだけのことである。加速することに意味はない。ただただ、美しい。健康とは、「どれだけ不健康をやれるのか」を試すためにある。クラッシュしてはいけない。なぜなら、もっと派手なクラッシュが見たいから。前代未聞のクラッシュをするために、古典を読み、事例を学び、そして「クラッシュを避け」なければいけない。健康とは、次のステージに進むことなのだから。
「健康を促進する怖いスラム」の話。
さて、ここからはスラムの民向けの文章になっている。ちょっとはしゃぎすぎた気もするが、今年は「雑み」がテーマだ。力を余らせていく。そのために、今あえて力を振り絞っている。ないものは出せないはずだから。だからこそ、ここは「丁寧に」やっている。ここからは「今回の記事が面白かった人だけ」読んで欲しい。月698円で、民をろ過している。
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