「性格」を変えるには?
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「じぶんの性格が嫌いで」「じぶんの性格を変えたくて」。つい最近、そんな相談を受けた。今回に限らず、たびたび受けているけれど。
そのたび、僕が「ボヤッと思ってきたこと」が言葉にできそうなので、今回は「性格」をテーマに文章を書いていきたい。
性格とはなにか?どうすれば「変える」ことができるのか?
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どんなものであれ、それを「変えよう」とするとき、まず必要なことは「そもそも、それが何であるのか?」ということに答えを出すことだ。
性格を変えたい、それなら「性格とはなにか?」を定義しなければ、性格を変えることはできない。お金持ちになりたいと言いながら、「いくらあればお金持ちか?」を定義しなければ、ビルゲイツになってもお金持ちにはなれない。それとまったく同じことだ。定義なきは論外である。
さて、性格とはなにか。抽象的に言うなら、それは「なにかしら固有の動き」を繰り返してしまうことだと思う。ついつい、~をしてしまう。そこに「性格」と呼ばれるものはあるのではないか。
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そう考えると、「性格」というものが「動き」に依存していることがわかる。繰り返される動きのなかで、なんとなく「じぶん以外の人間にはあまりない動き」を見つけると、それを多くのひとは「じぶんの性格」と呼んでいるのではないか。
呼吸したがりな性格なんですよね~、とは言わない。すぐ怒っちゃう性格なんですよね~、とは言う。その動きをする人数比が一定レベルまで少数に傾いたものを、どうやら「性格」と呼ぶらしい。
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つまり性格とは、「クセ」の積分である。クセは性格の微分であり、性格はクセの積分である。ちいさな「クセ」の分子が束になって、「性格」という水たまりを形成している。つまり、性格は水なのだ。クセ分子の塊。それが性格だ。
水は方円の器に従う。水というものは、叩いても切っても、その形を変えない。多くのひとが「性格を変えたい」と考え、実行している施策のほとんどは「水面をばしゃんっと叩きつけている」ということにすぎない。だから、変わらないのだ。
重要なのは「器」だ。水をどんな器に注ぐのか。性格は水だけれど、水は器にそって広がるだけ。どれだけ束になろうとも、水は水分子としての性質から逃れられない。社会は個の集合体にすぎない。だから、社会を変えようと思ったら、まずは個を変えなくてはならないのだ。
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性格を変えるには、クセを見抜くことだ。いまのじぶんは一体どんなクセによって形成されているのか。その液体は、一体どんな分子を含んでいるのか。何度で沸騰するのか。なにを溶かすのか。そして、そこに何を注ぎ込めば、望みの物質が再現できるのか。
ここから先のマガジン部分でも「性格」について書くけれど、ざっくりと言えばこういうことだ。
性格はクセがつくる。クセが性格。固有のクセを持つ人間は固有の性格を持つし、一般的なクセしか持たない人間は一般的な性格しか持たない。性格をハックしたければ、クセをハックし、それを毎日30分、10年続けること。これに尽きる。
ここからは「もう少し物わかりのいいやつ」だけに向けて、込み入ったことを書いていく。ちょっとわかりやすく書くために端折りすぎたな~感が否めない。ここから先で払拭させてもらう。
今日のTips①
・「性格」とは、クセの集合である。
・クセを変えると、性格も変わる。
・水を叩かない。器を叩け。
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