「人生がヘタな人」が知るべきこと。ファルコン・パンチと「流れ」について。呪い、健康、群れ。

2021年1月11日 12:55

「人生がヘタな人」って、だいたい「頑張っちゃいけないところ」が分かってないよね、みたいな話。

本文は最後まで無料です。オマケがあります。

まえがき

これはぼくが暇つぶしに散歩しながら思ったことを、数分の一筆書きでさらっと書いただけの文書である。読みづらいとか、わかりにくいとか、そういう文句は一切受け付けない。

つまり、ここにあるのはゴミ料理だ。素材は全部ゴミ。ゴミにしては美味しく仕上がっているかもしれないし、それでもちょっと臭うから、食べる人を選ぶかもしれない。けれど、「一部のマニアな人たち」にとっては、たまらない御馳走になるかもしれない。わからない。

これを「美味しい」と感じたら、お前も「スラムの住民」になれるかもしれない。適性がある者を我々は歓迎する。ない人はバイバイ。では、やっていく。

「頑張る」は必殺技ゲージを消費する

人生がヘタな人は、いつも力んでいる。だから、「力を込めたほうがいいとき」に力が余っていなくて、疲れ切っていて、そのせいで「沼」にハマっていく。「良い流れ」を手にすべきところで、むしろ「悪い流れ」に乗ってしまう。

「頑張る」とは、格ゲーの必殺技みたいなものだ。「乱発してれば勝てるじゃん」という風にシロウトは考えるけれど、もちろんそんな簡単ではない。必殺技は、あらゆる弱攻撃を積み重ねた上に、確実に効果を生むタイミングを待ってから放たなければならない。「打ち損」を避けることが、なによりも勝利への近道だ。

必殺技ゲージの温存。これが「人生」においても重要になっている。「頑張る」と、疲れる。隙が出る。だから、「頑張る」を無闇に使わないことがまず大切だ。「ファルコンパンチを打たないこと」から、このゲームの練習は始まる。

「流れ」でしか変わらない。

ファルコンパンチを打たなくなったなら、次は「流れ」だ。物事には「流れ」がある。これはスピリチュアル的な話ではない。もっと血に足のついた表現をするなら、「慣性」である。いま「北」に向かって動いてるものは、このあとも「北寄り」に動く。そこに干渉するものはたくさんあるから、真っ直ぐにはならないけれど。大まかな「流れ」がある。

この「流れ」を感じること。今じぶんが「どこに流れているのか」を知ること。よく「人に流されない人」というのが称賛の対象になっていたりするが、厳密にはそうではない。

「流されるべきところを知り、流されるべきでないところでないところを知り、流されることに、流されないことに、選択的でいられる人」が称賛されるべきだ。流されない人は、「良い流れ」にも乗れない。見極める思考力。そして、「えいや」と身を投げられる無思考力。そのどちらも欠けてはいけない。「3の倍数ではアホになる」と決めることが大切だ。

「必殺技」の使い方

初心者はファルコンパンチを打ち、中級者はそれを打たない。そして、また上級者はファルコンパンチを打つ。その違いはなんなのか？それが「流れの掌握力」である。上級者は、必殺技の使い方を知っている。

これは僕が元●●組の組長にイタリアンピッザを奢られていたときに話したことなんだけれど、「必殺技というのは、出しそうで出さないときが一番効果を発揮する」。つまり、「そこにある」けれど、「まだ出てこない」という瞬間。これが一番あいてに効く。

例えば、「マシンガンを乱射した伝説がある人」が目の前にやってくると、じぶんはまだ撃たれてなくても、「あ、これはふざけたことしたら撃たれるかもしれない」と思う。この状態。これが効く。

つまり、ファルコンパンチは「見せ技」なのだ。それを見せることで、流れをつくれる。もちろん「頑張る」をやらなきゃならないし、隙も生まれるからリスクがある。けれども、「ここでなら低いリスクで撃てるぞ」という流れを掌握していれば、「安く伝説をつくること」が出来る。マシンガンを乱射して収監されても、伝説がある分だけ、そこを出たあとは有利に進める。この流れの掌握。