知人が死んで思うことや、これからネコが死ぬことに思うこと。健康に死んでいけ。
だれかが急に死ぬとちょっと動揺するけど、結局じぶんも死んだらぜんぶ終わりだし、順番ってやつか〜という気持ちになる。
本文は最後まで無料です。オマケがあります。
まえがき
これはぼくが暇つぶしに散歩しながら思ったことを、数分の一筆書きでさらっと書いただけの文書である。読みづらいとか、わかりにくいとか、そういう文句は一切受け付けない。
知人の死について。
ぼくは職業柄、とにかく関わってきた人間が多い。だから、それと同時に「知人が逮捕された」とか「知人が蒸発した」みたいなイベントによく出会す。知人の絶対数が多いからね。
そんなテンションで、同じように知人は死んでいく。急に死ぬ。多分、一般的な尺度でいうなら「知人の結婚」くらいの頻度で死んでいく。まあまあなスピードである。効果音で言えば「ポコポコ」くらいだ。
ぼくも、さすがに動揺する。知人が死ぬと「おっ」と思う。多分「パソコンの横でコーヒーをこぼしたとき」くらいの瞬間風速は出ている。つまり、とても動揺しているのだ。
死をどのように受け止めるか?
翌日には、なにがあっても意外とケロッとしているのが自分の身体のチャームポイント(?)だ。あらゆることは寝れば忘れてしまうし、あるいは、完全に「整理」されて容量を圧縮しておいてくれる。あすに残るのは、微かな肉体的疲労感と、昨日から引き継いだ「メモ帳」くらいのものだ。
そんな自分は「死」をどのように処理しているのだろうか。ふと考えた。忘れる、ってのは一時的なものだ。ただ「ハード上からデータが消えた」だけで、「クラウド上には残り続け」ている。だから、ふと思い出すことはある。もちろん、もう動揺したりはしないけれど。
ぼくは生物の一生を「トランプタワーを積み上げること」のように考えることが多い。こういうやつだ。
完全にムダである。どれだけ積み上げたって、なにか貰えるわけでもない。崩れるだけ。それに、積み上がれば積み上がるだけ崩れやすくなる。こんなものを積み上げるやつは、意味不明。狂気の沙汰。
それでも、人は積み上げたくなる。じぶんもそうだ。崩れることをわかっていながら、崩れること以外には何もないことを知っていながら、「崩れるかもしれないけれど、今はまだ積み上がっている何か」に、興奮する。色気を感じる。崩れそうなものだからこそ、惹かれる。崩れることそのものに引き付けられている。
死ってのは、ぼくにとって興奮剤だ。もちろん、まだ積み上げていたい。けれども、「死なない生物」に色気はないのだ。惹かれない。それは「崩れないトランプタワー」であるから。崩れるからこそ、死ぬからこそ、いいんだと思う。
ネコの死を考える。
思うに、ネコを飼うってことは、「ネコの死を買うこと」だ。ネコはすぐに死ぬ。予定調和的に物事が進んでいけば、間違いなく飼い主より先に死ぬ。寿命も短いし、病気にもかかりやすい。つまり、確実に死ぬ。人間の子供とは違うのだ。
それがすごく色っぽいと思う。野良ネコも可愛いけれど、「ネコを飼う」というのは全く違う魅力がある。積み上がっていく。それが確実にいつか崩れる。その準備をする。死の準備をしながらも、それでも積み上げていく。積み上がれば上がるだけ、動揺も大きくなることを知りながら。
すごく色気がある。生物の死。ぼくは最近そういう風に「死」を考えている。もちろん、それでも動揺はする。どんな聖人でも「パソコンの横でコーヒーをこぼしたとき」というのは、動揺するはずだ。そんな感じである。
【ここからオマケ】
さて、ここからはスラムの民だけの時間だ。
「死」の話をしていたから、今回はぼくが目指している「健康な死」について、スラム内の議論を拝借しながら話していくことにする。
健康な死、やっていきたいですネ。
__________________
ここから有料です。
__________________
月698円「ぷろおごマガジン」を購読すると
▼ 当月の記事がすべて読み放題に。※月末に登録しても読める記事数は同じです
▼コミュニティ「三ツ星スラムのゴミ捨て場」に参加できる。
https://note.com/ogosalon/n/n419f1623e040?magazine_key=m171fe652c7ea
▼限定の生配信が見れる。
『三ツ星スラムのゴミ捨て場』にて、「毎週木曜Zoom定例会」をしています。参加は自由です。
過去の録画はこちら。
https://note.com/ogosalon/n/n8f963b761ecf?magazine_key=m171fe652c7ea
▼ぼくの裏アカがフォローできる。
(裏アカに「マガジン購読が完全にわかる画像」をDMで送り、その後でフォロリクしてください。3日経っても許可されない場合はやり直してください。)
https://mobile.twitter.com/taichinakaji
▼読者専用の秘密基地(池袋付近)に行ける。
(詳しくはSlack内の #バー にて)
__________________
おすしたべる