公開学級通信 #5
非常に久しぶりの投稿となりますが、今年度転勤し、新しい学校で飛び込みの3年生を担任しています。1年間の短期決戦となるため、今年は最初から出し惜しみ無しで勝負しています。そんな中、今回は夏休み明け初日に発行した学級通信を公開したいと思います。
いよいよ始まる!?『建てる』2学期!!
例年ならば憂鬱になっている夏休みの終わり・・・。昨日は『優往邁進』を書きながら1学期のみんなの様子を思い出していました。そして今年は今日から始まる2学期が嫌じゃないことに気付きました。それどころかこの夏休みの間、8月28日が来るのが待ち遠しかったのです。1学期、同じクラスになったばかりのみんなは、見事にお互いのことを気遣い合いながら、上手に生活することができました。修学旅行では、自分のことだけを考えるのではなく、「まわり」の人たちのことを少しずつ思いやることできていたように思います。2学期は体育大会に文化祭と、クラス単位で取り組む学校行事があります。その行事にどんなふうに取り組んで、どんなクラスになっていくんだろうと、今から楽しみで仕方がありません。そして、私が一番気になるのは、「楽しい行事」に取り組んでいる時の、みんなの生活の様子です。体育大会に取り組んでいる間は、体力的にもしんどいし、落ち着かない雰囲気になりがちです。そんな中、1組のみんなはどれだけ落ち着いてクラスの中の自分の役割をこなしてくれるんでしょうか。学校行事に取り組んでいるという「非日常」の中でいかに「日常」の生活を落ち着かせることができるかがそのクラスの指標になるのです。担任も含めて、クラスみんなでこだわっていきたいポイントです。
先日発行した通心でも書きましたが、2学期が始まり早速クラスの組織決めを行います。これまで教えてきた子たちは1年生の1学期に行った組織決めでは、次々に手が挙がりあっという間に専門委員が埋まっていきましたが、2学期、3学期、そして学年が進むにつれて「余計な仕事はしたくない・・・」との考えがちらほら見られるようになり、手も挙がらなくなっていきました。今年のみんなと決めた1学期の専門委員も「あっという間に・・・」とは言えなかったと思います。確かにクラスごとに設けられている教科係に比べると専門委員の方が負担は大きい面があると思いますが、それでもたかが知れています。「クラスのために・・・」と立候補してくれる人が一人でも多いことを願っています。これからの学校生活はもちろん進路に向けてのことが一番大切ですが、そんな学校生活の中でも「まわり向き」でいられる人であってほしいなと思っています。
明日は待ちに待った実力テストですね。(ん?待ってないって?笑)どちらかというと、嫌だと思っている人のほうが多いでしょうか・・・。でも、どれだけ嫌だと思っていても、やってくるものは仕方がありません。だったら、いっそのこと嫌なテストさえも“楽しんで”しまえる方がきっと、人生は豊かになるはずです!!嫌だ嫌だと言いながら、マイナスな気分で受けるテストと、「どうせやらなきゃいけないんだから、今の自分の力を試してやるぞ!」とプラスな気持ちで受けるテストと、どちらがいい結果になるかは言うまでもありませんよね?もちろん、みんな出来る限りの準備をしてきたでしょう。(いや、まだ準備不足!と思っている人もいるかもしれませんが・・・。)テストの話だけではないですが、準備はし過ぎて困るものではありません。逆に言えば、準備なんていくらしたって足りないものです。だから、今回のテストで大事なのは、今この瞬間からできる最高の準備をして臨むことです。自分が掲げた目標と、それに向けての努力がどれだけ実りつつあるのかが分かるテストになることだと思います。不安な気持ちも、焦る気持ちも全部一旦脇に置いておいて、コンディションを整え、全力で挑む準備をしていきましょう。きっと夏休み中に努力を全くしなかった人はいないはずですから、その力を出し切ってほしいなと思っています。