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EPISODE 9*よし。本を書くのだの巻

ハロハロ。

結構周りの友達から「さっさとノートをアップデートしろ」と怒られてて、書かなければと常に考えていたら、いつの間にか一年が経ってしまった。。。いつの間にか2024年が終わる!早い!いかん。。。昔、小学校の頃、中田英寿が自分のウェブサイトでブログやってたんだけど、本当に数ヶ月に一回くらいとかしかアップデートしなくて、「こいつマジで怠け者じゃん」とか思ってたが、気がついたら自分の方がもっと酷いではないか。すまん、中田よ。。。今なら君が理解できるよヒデ。。。

今年を振り返る1:作品

まあ、そんな訳で2024年。忙しかったですな私は。2023年の終わりにとあるyoutubeの動画で「もうミュージックビデオは監督したくない」って言ったのに、蓋を開けてみたらキャリア最高の7本も一年でやりましたよ。因みに、この前今人気の若手監督の須田諒と飲んだら「僕は40本やりました」ってマウント取られて腹たったわ。死ね!勢いのある若手全員死ね!クソが!

ONE OKの撮影:警察役の役者さん達がみんなクソマッチョでめちゃデカかった。並ぶと結構迫力やばいよ。みんなフレンドリーだったけどね

1:LEX&LANA「明るい部屋」
2:ONE OK ROCK「Delusion:All」
3:Ralph「Assassin」
4:KROI「JEWEL」
5:未発表
6:未発表
7:未発表

うーん。どれも傑作ですな。個人的にはLEX/LANAのが一番気に入ってるかな。なんかボルトってマシーン使ったんだけど、そういうテク系のMVって自分では新境地だったし。年齢とキャリアを重ねると、結構制作がフォーマット化されてつまんない監督が増えるから、そう意味で自分のチャレンジした事のないテクノロジーを取り入れて、自分をアップデートしようと思ったんだよね。そう意味で自分ではとても納得している作品かな。もちろん、他の作品も同じくらい最高だけどね。ONE OKは一番でかい規模でしかも夢だった政治的な作品を描けたし、ラルフのは今年一番評価高かったし、KROIは一番エレガントに撮れたバンド作品じゃないかな。わんちゃんも可愛かった

RALPHの撮影にて:集合写真に混ざったら結構ボス感半端なかった

今年を振り返る2:カンヌ

実を言うと5月に人生初のカンヌに行ったのだ。なんか知らないけど、前は「どうせ楽しくねえだろ」とか変に構えて行ったんだけど、期待を裏切ってくれてめちゃくちゃ楽しかったわ!なんか街全体がお祭りって感じで、全員映画を売りに・買いに・コネクション作りに来てるから変に遠慮しなくていい感じがマジで最高だった!また行きてえし、絶対行く。

因みに、メインで行った理由はジャパン・ナイトってイベントでスピーチをしに行ったんだよね。結果700人くらい来た大型イベントになって、めっちゃ緊張したわ。まだ1作品しか監督してないのに、映画監督って紹介されたし。大丈夫かね?

でも、やっぱレッドカーペット歩いた時は「俺も自分の映画でいつか歩きてえなー」と思えたから、頑張ろうって気合い入った。気合いじゃあああああ

いつか自分の映画歩いたるぜい
ジャパンナイトでプレゼンテーション:600人くらい居るところでスピーチしたわ。緊張しすぎて汗だぐだった
今年一番お世話になったMEGUMIさん。感謝です!
カンヌの集合写真:ここに俺居るのがうける

今年を振り返る3:キャリア初のアワードの受賞

そして今年の1番のハイライトはバルセロナ・アジアン映画祭でまさかの「最優秀監督賞」をAFTERGLOWSで受賞しました!!うおおおおお
23カ国参加。100作品以上上映した映画祭ですよ。すげえ

これまじで、ぶっちゃけの話、当日の授賞式まで全く知らされてなかったんよ。映画祭にAFTERGLOWSが選ばれたのは知ってたけど、映画祭にはちょっと忙しくて行けそうじゃなかったのだ。そうしたらたまたま出演して頂いたMEGUMIさんが「私、その時スペインいるんですよ!行きますよ映画祭」って言ったからラッキーと思ってスペインに行かなかったのだ。で、上映日の前夜の深夜にMEGUMIさんからライン来て「プログラマーから連絡きて賞を受賞したから受賞式に来てくれと連絡入りました。。。」って来て「へ!?」って感じで、蓋開けたら最優秀監督賞を受賞です!っておおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!普通に言ってくれたら行ったやんけ!w俺の映画監督としてのキャリア初のアワードやぞ!!!めっちゃ人入ってるじゃん!!しかもなんか、すげえいい評価言われてるぞ(オフィシャルウェブサイトより。授賞式で同じコメントを読まれたらしい)

マルセル・デュシャンやカジミール・マレーヴィチなど、20世紀初頭の前衛芸術家たちはマニフェストの中で次のように叫びました。「監督を映画カメラから遠ざけ、現実の型を作らせないでください。 映画は美術の歴史全体の継続であるべきです。」Taichi Kimuraのデビュー作『Afterglows』は、まさにこの動きと一致している。 彼らは「延長された」時間を求めているだけでなく、リズム、色、光だけでなく、文字や音によっても作り出される映画を求めています。印象的な演出で、過去の悲劇に悩まされた男の心の中を恐ろしくも魅力的に描いています。 まるで映画の新たなレベルにいるかのようです。ハプティックシネマ。観客は映画の動揺する主人公の心に没入します。 これは現実とフィクションの間の旅であり、その物語と文体の選択は見慣れているように見えるかもしれませんが、監督は見慣れたものを押しのけて新しい言語を作成します。 Afterglows は一歩前進し、過去と現在の間で遊び、未来を見つめます。」 – オルガ・シスコ

マルセル・デュシャン!?(便器を芸術にしたすごいおっちゃん)カジミール・マレーヴィチ!?(シュプレマティズムってすごい絵画理論作ったおっちゃん)と俺一緒なん!?

なんかすげえコメントじゃん。。。グラシアス、オルガ。。。いつか会ってみたいよオルガ。。。下北で俺の好きな居酒屋に連れて行くよオルガ。。。オルガ誰やねん。。。

めちゃくちゃ嬉しい反面「行っておけばよかった。。。」と反省する俺でした

まあでも、とにかく嬉しい!すんげえ嬉しい。この映画を作るときに「必ず海外で何かのアワードを勝ちにいく」ってチーム内で公言してたからかなり時間は経ってしまったが、有言実行されてほっとしてます。

これで俺も「アワード・ウィニング・ディレクター」ですよ!ふふふ。。。
舐めないで頂きたい。まあ、次の映画はもっと受賞できるように頑張るわ!!

来年何する

ってな訳で、良い一年でしたな。

少しだけ来年の話をしますかね。まあまずは映画ですよ。2作目。そろそろ、情報解禁になると思う。その時はまた、詳しく書きますよ。かなり細かくね。書く理由ないとほんまに書かなくなるからな。

後、来年は遂にポッドキャストを始めたいと思う!ただ一人でやるのはなんか寂しいから、パートナー見つけなきゃ。色々大変やー。

ってかタイトル見たらわかると思うけど、全く当初書こうと思ってた事と違うのになっちまった。まあいいか。これは今度のお楽しみってことで。

では、良いクリスマス・お年を

また来年ね




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