セカンドハーフ通信 第38話 薪作り

薪作り

昨年の秋、雑木林になっていた土地を買った。その土地を整地するとたくさんの木の枝や幹がでた。

薪ストーブを使うため、木の枝や幹の一部は処分をしないで残してもらった。奥行き2メートル、幅10メートル、高さ2メートルの巨大な壁になっている。これらを薪として利用するには、適当な太さにして40センチの長さを整えなくてはいけない。

薪作りの一番初めにやることは、無造作に集められた木々を太さごとに選別をすることだ。枝のように細いもの、直径2-4センチの枝、10センチくらいの幹、それ以上の丸太に選別そしていく。そして小さいものははさみで、少し大きくなるとのこぎりで、更に大きくなると丸鋸といわれる電動ののこぎり、それ以上になるとチェーンソーで40センチの薪に仕上げていく。

長さを切りそろえたものは、サイズごとにまとめて1箇所に積み上げていく。1時間ほどの作業で小さな山ができたが、全体からするとほんの一握りに過ぎない。すべて処理するには200時間くらいはかかるかなあなどと見積もってみる。1回で2時間作業をするとすれば100回だ。

大変な作業だが、どうやってこの仕事を達成するか? 自分なりに工夫してなんとか片付けたい。100回を目標に何回できたか数えていこうと思っている。カレンダーに1回ずつ × をつけていくことにしよう。100回の × がつけば薪作りが完成する予定だ。

薪作りは運動のひとつと捕らえれば健康にもいい。今年中にこの薪山をきれいにかたずけることを決めた。

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