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2025年1月22-24日 仙台湾でたっぷり海鳥観察ツアー

2025年1月21ー24日に実施された「仙台湾でたっぷり海鳥観察」のツアーに参加してきました。
22日ー24日の3日間船をチャーターして、仙台湾に飛来している海鳥をたっぷり見ようという企画でした。
幸運なことにこの季節としては好天が続き、3日間とも船が出てくれて、マダラウミスズメや仙台湾の海鳥をたくさん見ることができました。
現地でガイドしていただいたお二人には大変お世話になりました。感謝です。また参加したいです。

(以下、2月13日追記)
3日間のスケジュール
・3日とも7:45にホテルを出発し、曲木漁港から8時頃出航。22日・23日は15時頃帰港。24日は14時頃帰港
・曲木漁港から浦戸諸島の西側へ抜けて仙台港から南側の海域を回った。(具体的な場所は伏せておきます)
・22日は海上のうねりが少し高く、あまり沖へ出られないため海岸に近い距離を往復した。
・23日はべた凪で、往路は22日よりも沖側を航行し、復路は岸寄りを航行した。
・24日も往路は沖側を航行しながら南下し、その後海岸寄りに北上した。
 
観察できな主な海鳥とその状況
・マダラウミスズメ23日には25羽、24日は16羽、24日は7羽を観察。のべ観察数なので、飛んで行った個体を再び観察したものもいくらか含まれているかもしれない。
・マダラウミスズメは海岸に近い海域にいて、海岸からフィールドスコープでも見えるぐらいの距離にいることもあった。逆にあまり沖の方では観ることが少ないらしく、海岸に近い距離を航行しているとほとんどマダラウミスズメしか出なかったような海域もあった。
・マダラウミスズメは単独から最大で6羽の群れを観察したが、大体2羽でいることが多かった(雌雄ペアかどうかは不明)。
・ウミスズメはよく鳴いていて、フィ、というベニマシコに似た様な鳴き声に聴こえたりもした。マダラウミスズメはウミスズメほど鳴かないが、2~3羽でいる時にフィーというウミスズメよりも長く伸ばした鳴き声が聴こえた。
・ウミスズメよりもマダラウミスズメの方が警戒心は強く、船が泳いで遠ざかり、飛んでしまう。
・ウミスズメは海岸近くから沖側まで所々で見られた。
・ウトウは海岸近くにはあまりおらず沖側で見かけることが多く、単独から10羽程度の群れでもいた。生殖羽になっている個体とそうでない個体、若い個体など様々な個体が見られた。
・カモメ類の群れが飛んでいる中にトウゾクカモメ1羽を見つけたが少し遠かった。
・アビ類は23・24日によく見られ、沖側では23日はシロエリオオハムが多く、24日はオオハムもよく見られた。警戒心が強く、船が航行すると相当離れた距離でも飛んでしまうことが多かった。アビは最も海岸寄りに分布していた。
クロガモやビロードキンクロの群れは例年よりも少ないとのことだったが、海岸に近い所から沖側まで複数見られた。1羽のメスを10羽以上のオスが取り囲んで泳ぎ、ディスプレイしている様子も見られた。
・ビロードキンクロは警戒心が強く、船で近づくのはなかなか困難だった。
 ・仙台港の南側でスナメリ2頭観察。

3日間の観察種
ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ウミアイサ、オオバン、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ、マダラウミスズメ、ウミスズメ、ウトウ、アビ、オオハム、シロエリオオハム、ヒメウ、ウミウ、カワウ、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、イソヒヨドリ、(スナメリ)

マダラウミスズメ(1月22日)
マダラウミスズメ翼の下雨覆に淡色が入る個体(1月22日上と同一個体)
マダラウミスズメ6羽の群れ(1月22日)
マダラウミスズメ 2羽で見られることが多い(1月22日)
マダラウミスズメ(1月23日)
マダラウミスズメ 翼の下面が一様に黒褐色の個体(1月24日)
ウミスズメ(1月23日)
ウトウ(1月23日)
ウトウ(1月24日)
ウトウの群れ(1月23日)
アビ飛翔(1月24日)
シロエリオオハム飛翔(1月23日)
オオハム飛翔(1月24日)
アビ(1月24日)
シロエリオオハム(1月23日)
オオハム(1月24日)
クロガモの群れ(1月23日)
クロガモの群れ飛翔(1月23日)
ビロードキンクロの群れ(1月24日)
ビロードキンクロの雌雄の飛翔(1月24日)

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