2023年5月29日~6月1日 太平洋フェリー 名古屋ー苫小牧航路
5/29(月) 館山沖~仙台港
午前は左舷側デッキで観察、午後は右舷側デッキで観察
4:00 館山の真南からスタート
15:50 仙台港着で終了
ウミネコ
シロハラトウゾクカモメ 1
カンムリウミスズメ 2
シロエリオオハム 2
アビ類(オオハムもしくはシロエリオオハム) 2
クロアシアホウドリ 17
ウミツバメ類(腰白くない真っ黒、クロウミツバメ?) 4
アシナガウミツバメ 1
オオミズナギドリ 多数
ハシボソミズナギドリ 9
黒いミズナギドリ類(ハイイロもしくはハシボソ) 3
ウミウ 5
カワウ 2
キビタキ オス1
スナメリ 4
大型鯨類 4(うち2頭はツチクジラ類?)
小型鯨類 5
キタオットセイ 1
トビウオ科 2
・館山沖でツチクジラ類?が豪快にブリーチング
・和田浦の沖でシロハラトウゾクカモメが船と並走
・九十九里浜沿岸の沖はベタ凪。一宮町沖でフェリーの真下からカンムリウミスズメ2羽浮上
・銚子沖はオオミズナギドリ多い。鳥山幾つも見られ数千羽。ハシボソミズナギドリや黒いミズナギドリ類がぽつぽつと出現し始める。
・鹿嶋市沖でシロエリオオハム夏羽飛ぶ。キビタキのオスがフェリーに向かって飛んでくる。前線の真下を通過し、雨が降り始める。すると真っ黒なウミツバメ類(クロウミツバメ?)がぽつぽつと飛ぶ。
・鹿島灘海浜公園沖でアシナガウミツバメ。真っ黒なウミツバメに比べ圧倒的にサイズが小さく、腰が白い。水面を脚でぱちゃぱちゃする行動を観察する。
・北茨城市沖で漁船の後ろに海鳥の群れが付く。クロアシアホウドリも複数羽。
・相馬市沖にオオミズナギドリの鳥山多数。フェリーと並走して飛び続ける。
・仙台港手前でスナメリ4頭とアビ類を見る。
5/30(火)久慈市沖から苫小牧港 左舷側で観察
3:30 久慈市沖からスタート
10:35 苫小牧港で終了
カンムリカイツブリ 1
アカエリヒレアシシギ 15
ヒレアシシギ類(アカエリヒレアシもしくはハイイロヒレアシ) 46
オオトウゾクカモメ 11
シロハラトウゾクカモメ 1
トウゾクカモメ類 8
ウトウ 3
コアホウドリ 71
クロアシアホウドリ 76
オオミズナギドリ 多数(津軽海峡あたりからは姿を消した)
ハシボソミズナギドリ 13
ハイイロミズナギドリ 18
黒いミズナギドリ類 多数
アカアシミズナギドリ 2(見逃しが多数あると思われる)
アオサギ 1
小型鯨類(カマイルカ?) 20
キタオットセイ 3
・夜明け前3時30分からオオミズナギドリと黒いミズナギドリ類がフェリーの周りを飛ぶ。黒いミズナギドリは昨日に比べて格段に多い。ハシボソミズナギドリが多いとみられる。
・階上沖 クロアシアホウドリ20羽の群れが海面に浮かんでいる。
・八戸沖 オオトウゾクカモメ現れる。その後も津軽海峡までポツポツと出現し合計11羽カウントする。
・三沢沖 ヒレアシシギ類が飛び始めるが少ない。苫小牧港手前でアカエリヒレアシシギ15羽の群れが流れ藻に付いて浮かぶ。
・農村公園沖からコアホウドリが出現し始める。下北半島付近まではクロアシアホウドリが多くてコアホウドリは少なかったが、その先は逆転し津軽海峡まではコアホウドリの方が多かった。最後苫小牧に近づいてきた頃にクロアシアホウドリがまた増えた。
・高瀬川沖で小型鯨類(カマイルカ?)の群れ。津軽海峡でも出現した。
・津軽海峡でフェリーの前をハシボソミズナギドリが優占種とみられる黒いミズナギドリ類の群れ約600羽が西から東へと通過していった。その後も黒いミズナギドリの150羽程度までの群れが幾つか見られた。
・恵山岬沖でシロハラトウゾクカモメ飛ぶ
・室蘭沖でトウゾクカモメ類6羽の群れが飛ぶ。距離があり種は判別できなかったがシロハラトウゾク?
・苫小牧港手前でウトウが3羽それぞれ単独で出現する。
5/31(水)
午前の部 宮古市沖から仙台港 右舷側で観察
3:40 宮古沖スタート
9:45 仙台港で終了
ヒレアシシギ類 2
ウミネコ 金華山手前ぐらいから増える。仙台港手前に多い。
カンムリウミスズメ 6
アビ類 5
アホウドリ 1 若鳥
クロアシアホウドリ 44
オオミズナギドリ 多数
ハシボソミズナギドリ 10
ハイイロミズナギドリ 14
黒いミズナギドリ類(ハイイロもしくはハシボソ) 191(見逃しあり)
アカアシミズナギドリ 5
カワウ 1
ウミウ 7
小型鯨類 25
・スタートからオオミズナギドリがよく飛ぶ。
・本州最東端の沖の周辺、小型鯨類がよく出現する。クロアシアホウドリが出始める。
・死骨崎沖 アホウドリ若がやや遠くを飛ぶ
・首崎沖 漁船に海鳥が多数付く
・綾里崎沖 カンムリウミスズメがフェリーの真下から浮上。雛の姿も見られた。
・母恋崎沖 アカアシミズナギドリ飛ぶ。アカアシミズナギドリはその後も少数がフェリーの近くを飛んだ。
・金華山沖 オオミズナギドリの群れにハシボソミズナギドリがよく混じる。
・仙台港の手前で漁船の近くにアビ類
午後の部 仙台港から東海村沖 左舷側で観察
12:55 仙台港スタート
18:30 東海村沖で終了
アカエリヒレアシシギ 16
ウミネコ 仙台港周辺に多数
クロアシアホウドリ 5
オオミズナギドリ 多数
ハシボソミズナギドリ 8
アカアシミズナギドリ 5
黒いミズナギドリ類(ハイイロもしくはハシボソ) 4
ウミウ 2
・仙台港を出てしばらくはウミネコ以外ほとんど姿なし。
・金華山沖からオオミズナギドリがちらほら出始める。
・仙台空港沖 オオミズナギドリの鳥山
・太田川沖 オオミズナギドリの群れ
・浪江町沖 アカエリヒレアシシギの小群が飛ぶ
・いわき市沖 オオミズナギドリの鳥山
・塩野崎沖~福島と茨城の県境付近までオオミズナギドリが非常に多く、いくつもの大きな群れが浮いている。アカアシミズナギドリも少数混じる。
・高萩市沖 クロアシアホウドリ・ハシボソミズナギドリ・アカアシミズナギドリが出る。アカアシミズナギドリはぽつんと海に浮かんでいて、飛ぶとオオミズナギドリの群れが流れるように飛んで行く方向とは別で一直線に船から離れていく飛び方をする。
6/1(木) 駿河湾沖から名古屋港
3:35 駿河湾沖からスタート
10:00 名古屋港で終了
ウミネコ 太平洋ではパラパラと出現、伊勢湾・名古屋港内ではよく見られる
アジサシ 4
コアジサシ 3
オオミズナギドリ 太平洋~伊勢湾に入って神島付近まで
カワウ 伊勢湾内漁船に複数個体が付いている。名古屋港内は多い
ウ類 1
白いサギ類(コサギもしくはチュウサギ?) 6
トビ 6
ミサゴ 2
チュウヒ 1
スナメリ 1
トビウオ 5
・駿河湾沖はオオミズナギドリがパラパラと出現
・磐田市沖 トビウオよく飛ぶ。
・東赤沢海岸沖 オオミズナギドリの約150羽の群れ
・伊勢湾入り口神島付近 オオミズナギドリが島の北側を群れ飛ぶ。
・神島と伊良湖岬上空はトビやミサゴが飛ぶ。
・伊勢湾内は漁船の後ろにウミネコ・トビ・カワウが集団で付いている。
・名古屋港入り口のポートアイランドの南の海域でスナメリ1頭と漂流物の上にとまるアジサシ4羽を観察。
・名古屋港のポートアイランド埋立地内には浚渫土砂を入れた湿地状のエリアと土砂が高く積み上げられた造成地や草地が広がる。コアジサシは埋立地周辺の海上を少数が飛ぶ姿は見られたが、埋立地内では見られず、繁殖はしていないものとみられる。埋立地の北側のエリアでチュウヒがカラス類とトビに追われて飛んでいるのが観察され、時期的に繁殖をしている可能性がある。