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この1ヶ月を思い出す〜第17-21週振り返り
欧州選手権があった頃から、試合を見るのが忙しくて、あまりNoteで振り返れていませんでしたが、放っておくとどんどん忘れてしまうので、ここにまとめて書かせていただきます。いつになく長いので、いつものように目次はつけましたし、気になったところだけでも、つまみ食いしてください。
欧州選手権があった第17週
衝撃的だった🇩🇪ムスカテヴィッツの優勝
この週は欧州選手権の決勝が行われた週でしたが、一番の衝撃は、男子🇩🇪ムスカテヴィッツの優勝だったでしょう。
予選の最終順位において6勝3敗に6チームが並び、🇸🇪エディンと🇮🇹レトルナスという実績のあるチームがプレーオフに進めなかった中で、その分、「欧州選手権に5回出場して5回優勝」という偉業を狙っていた🏴マウアットが優勝する可能性は高まったように感じていましたが、決勝戦でよりミスなく試合を進めたのは🇩🇪ムスカテヴィッツの方でした。🏴マウアットの方も、追いつくために途中から普通と違う戦い方を強いられることになり、サードがアングルランバックを投げたりしていました。普通は“これしかない”という場面にだけ投げる難しいショットで、スキップのラストロック以外で見るのは珍しいです。第10エンド後攻ラストロックまでもつれた勝負でしたが、🇩🇪ムスカテヴィッツは最後まで集中力を切らさずに戦い抜いたようでした。ドイツ男子の優勝は20年ぶりで、2004年に優勝した時には、今大会セカンドのF.メッセンツェール選手の父がリードで出場していました。
女子の上位陣は比較的波乱が少なく、🇨🇭ティリンツォーニが連覇を決めました。🏴モリソン vs 🇳🇴ルルヴィクは、昨年に続いて、プレーオフ進出をかけて予選最終戦で対戦することになりましたが、今回は🏴モリソン(スキップはリードのS.ジャクソン選手)が勝ち、最終的に3位となりました。
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世界選手権や五輪の出場権争い
世界選手権をかけた争いも熾烈で、女子では3チームの三つ巴となり、DSC数センチの差で🇱🇹リトアニアが世界選手権出場を決めました。🇪🇪エストニアは予選最終戦で🇨🇭ティリンツォーニに勝てそうな展開でしたが、最後のドローがわずかに中心に寄り切らず、B降格となりました。8位なら今年の世界選手権に出場できますが、9位だと来年の世界選手権にも出られないことが決まるということで、順位1つの差がここまで大きい大会もあまりありません。
男子は6連敗で万事休すかと思われた🇦🇹オーストリアが、残されていた下位チームを相手に3連勝を決めて、世界選手権出場を決めました。一方で、前回の男子世界選手権で8位に入り、五輪出場権争いでも良い位置につけていたオランダ🇳🇱が世界選手権出場を逃しました。他チームのポイント次第ですが、最終予選から五輪出場を狙うことになりそうです。
B選手権からの昇格は、男子がデンマーク🇩🇰とポーランド🇵🇱、女子がチェコ🇨🇿とドイツ🇩🇪になりました。2025年の欧州選手権Aディビジョンに出場できるようになったことで、ミラノ・コルティナ五輪の最終予選出場国決定戦に出場する権利を獲得。逆を言うと、今回Aに昇格できなかったチームにとっては、次の五輪への道は閉ざされたことになります。世界ジュニアで結果を出した若いチームに代表チームを切り替えた男子のデンマーク🇩🇰と女子のドイツ🇩🇪が、すぐにA選手権に復帰できることになったのが印象的でした。
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第17週のその他の大会
日本のチームでは、🇯🇵北海道銀行が25歳未満の大会「サヴィルU25チャレンジ」で、🇯🇵札幌国際大チーム三浦との決勝を制し、今季カナダ3勝目をあげました。🇯🇵北海道銀行は田畑選手が終始フィフスに入るラインナップで、一方、🇯🇵札幌国際大は安井選手を含む冬季アジア大会仕様のメンバーで出場していましたが、初戦は三浦選手が出場していませんでした。後から考えると、日本MDを途中棄権した理由となったケガは、この時期だったのかもしれません。
また、🇯🇵中部電力が「DEKALB スーパースピル」でベスト4に入りました。準決勝では、🇰🇷キム・ウンジョンと今大会2度目の対戦となりましたが、加点できないエンドが多く、力及びませんでした。
ミックスダブルスでは、カナダMD五輪トライアル予選会の第2戦がオンタリオ州グエルフで行われ、今季結成された🇨🇦ホーマン/ボッチャーが優勝して、出場権を獲得しました。また、アメリカ🇺🇸では毎年強豪ペアの集まる大会「マッドタウン・ダブルダウン」が行われ、🇪🇪カルドベー/リルがスイスでの負傷棄権からの復活を感じさせる優勝を飾りました。また、今季好調の🇦🇺ギル/ヒューイットも準優勝となり、好調を維持しているようです。
その他の大会では、新チームになって今季3勝目をあげた🇨🇦エッピング、カナダでの2勝目をあげた🇰🇷カン・ボベが気になっていました。
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ナショナルがあった第18週
変わらぬ強さを見せる🇨🇦ホーマンと🏴マウアット
グランドスラム・オブ・カーリングの年内最終戦となった「KIOTI ナショナル」が開かれたのがこの週で、欧州選手権出場チーム、特に最終日の決勝を戦ったチームは、急いで移動することになったでしょう。
優勝したのは、前回と同じ🇨🇦ホーマンと🏴マウアット。今季はこの2チームをどのチームが止めるのかに注目が集まり続けることになりそうです。ただ、🏴マウアットは、🇺🇸シュスターを相手に今季グランドスラム初黒星を喫し、🇨🇦ホーマンの方は準々決勝(vs🇯🇵フォルティウス)・準決勝(vs🇰🇷キム・ウンジョン)とかなり際どい試合でした。アジア勢に苦戦する傾向は昨季から見受けられ、昨季はわずか7敗しかしていない中で、🇰🇷キム・ウンジョンと🇰🇷キム・ウンジに2回ずつ負けています。
好調さを維持するアジアの女子チームと欧州の男子チーム
アジア勢と言えば、女子は今回日本🇯🇵から3チーム、韓国🇰🇷から3チームが出場し、4チームがベスト8に残りました。🇯🇵ロコ・ソラーレと🇰🇷キム・ウンジョンが全大会予選通過を続けており、初戦は🇰🇷キム・ウンジ、2戦目は🇰🇷ハ・スンヨン、そして、この3戦目では🇰🇷ハ・スンヨンと🇯🇵フォルティウスがそこに加わりました。アジアの女子チームによる躍進は、グランドスラムに限らず、今季は顕著だと思います。一過性のものなのか、今後も続くのかはわかりませんが、ぜひ続いて欲しいと思いつつ、カナダのカーリングファンがどういう気持ちでこれを眺めているのか、これが続くと何か弊害を生まないかと、心配な気持ちも少しあります。ただ、代わりに活躍しているカナダのチームがあるという感じではありません。🇨🇦キャリーはこの大会もE.ザカライアス選手を欠いたままで、1勝もできず、グランドスラム出場圏から外れていきました。今季の好調さで言えば、🇨🇦スカーリクや🇨🇦ブラックがグランドスラム戦線に食い込んできて欲しいところでしょう。
男子では、初出場の🇩🇪ムスカテヴィッツがタイブレーク経由で予選を通過し、🇺🇸シュスターも2019年以来の予選通過を見せました。一方、🇨🇭Y.シュヴァラーは、Y.シュヴァラー選手がケガで欠場した影響で予選敗退。欧州選手権でもプレーオフを逃した🇸🇪エディンや、この大会の後で選手の入れ替えを行った🇨🇦ダンストンも、予選敗退となりました。カナダの男子チームでは、シーズン中のメンバー変更が目立っていますが、シーズン開幕後に変更のない🇨🇦マキューウェンや🇨🇦ジェイコブスの仕上がりが良くなっている感じはします。ただ、本当にピークを持って来たいのは、来年のカナダ五輪代表決定戦なのでしょう。🇨🇭フースリや🇩🇪ムスカテヴィッツがタイブレークに残ったのも、今季の好調さを表しているようでした。
ちなみに、プレビューの中で予想した予選通過チームは、女子が5チーム的中、男子が6チーム的中でした。まぁ、そんなもんでしょう…。
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第18週のその他の大会
日本のチームでは、「アボッツフォード・カーリング・クラシック」で男子の🇯🇵コンサドーレが優勝、女子の🇯🇵中部電力が準優勝となりました。🇯🇵コンサドーレはメンバーこそ違いますが、同大会で2018年から4回連続優勝となりました。その他の大会では、🇰🇷カン・ボベが前の週に続いて今季3勝目をあげました。また、ミックスダブルスでは、🇨🇳ハン・ユー/ワン・ジーユーのペアが3位に入りましたが、世界MDでの中国代表がどのペアになるのか、気になるところです。
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世界MD出場国が出そろった第19週
この週は第18回日本ミックスダブルスカーリング選手権があった週ですが、その話は別のNoteに書いたので、ここでは割愛します。
五輪への望みもかかった世界MD最終予選
その裏では、ミックスダブルスの大事な大会が2つ行われていました。1つは、ミックスダブルス世界選手権(世界MD)の出場国を決める最終予選です。結果的には、前回世界MDで出場権を確保できなかった4カ国のうち、ニュージーランド🇳🇿、スペイン🇪🇸、トルコ🇹🇷の3カ国が出場を決め、そこにフィンランド🇫🇮が加わりました。昨年の最終予選では、ニュージーランドと最後の1枠を争ったフィンランドでしたが、今回は予選で同じ組になり、またつぶし合いになるのかと思いました。実際にそのあおりを受けたのは、その組で6勝1敗の成績を残すも、三つ巴の末に組内3位で予選敗退となったポーランド🇵🇱でした。また、A組を全勝で通過したラトビア🇱🇻も7連勝の後に、ニュージーランドとフィンランドに連敗して、出場権獲得に至りませんでした。後述する世界ジュニアBと同様に、少ない枠を多くの国で争う時には、もちろん圧倒的に強ければいいのかもしれませんが、多少の運も必要なのかとは思います。
これで次の五輪にミックスダブルスで出場する可能性のある国は、24カ国に絞られました。ただし、最終予選の参加国数を16にするために、出場権を得ていない国のうち、来年5月1日時点でのミックスダブルス国別ランキングの上位3カ国は、最終予選に出場できます。詳しい計算方法がわからないので、今から国別ランキングを上げるために何ができるのかはよくわかりませんが、現時点ではハンガリー🇭🇺、オーストリア🇦🇹、ラトビア🇱🇻の3カ国が最終予選に参加できる見込みです。
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第19週のその他の大会
もう1つの大切な大会は、カナダMD五輪トライアル予選会の第3戦です。この大会が最後の予選会で、その直後に国内MDランキングでの出場ペア(8組)も決まります。予選会の優勝はすでに出場権を獲得している🇨🇦ピーターマン/ギャラントだったため、出場権を持っていないペアの中で最上位のベスト4に入った🇨🇦アームストロング/グリフィスが、第3戦最上位ペアに与えられる出場権を獲得しました。また、出場権を持っていない国内MDランキングの上位8ペアには、この大会でベスト8に入った🇨🇦アダムス/ロビショーが滑り込み、プレーオフに残った🇨🇦コッター/コッターと🇨🇦パプレー/ヴァン・アムステルダムがポイントを伸ばして出場を決めました。一方で、出場圏内でこの大会を迎えた🇨🇦パワーズ/サンダースでしたが、予選を通過できず、出場権を逃すこととなりました。
その他の大会では、🇯🇵ロコ・ソラーレが出場を取りやめた「S3 Group カーリング スタジアム シリーズ」で🇨🇭X.シュヴァラーが優勝。2週連続優勝中だった🇰🇷カン・ボベは準優勝に終わりましたが、再びカナダで好成績を残して、世界ジュニアB選手権に望むことになりました。
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軽井沢国際があった第20週
この週は軽井沢国際カーリングが開催されました。男子は🇸🇪エディンや🇮🇹レトルナス、女子は🇸🇪ハッセルボリや🇨🇭ティリンツォーニが海外から招待された目玉チームという感じでしたが、男子はこの2チームがともに予選を通過できず、その一方で🇩🇪ムスカテヴィッツと🇨🇭ブルナーという欧州の若い方の2チームが予選を通過しました。昨年の🇨🇦J.ジョーンズなどもそうでしたが、長距離移動を伴う短期間の大会だと、強豪チームでもなかなか実力を発揮できないことがあるということが、改めて確かめられたのかもしれません。🇸🇪S.マクマナス選手や🇨🇦S.スターメイ選手など、来日されなかった選手もいましたが、大会は大盛況だったようで何よりです。日本チームの最上位は、女子は優勝した🇯🇵フォルティウス、男子は準優勝だった🇯🇵SC軽井沢クラブでしたが、この調子の良さを日本選手権にもつなげていきたいところでしょう。
日本のチームでカナダの大会に出たのは🇯🇵ロコ・ソラーレだけで、結果はベスト4でした。準決勝では第6エンド終了時には3-1で勝っていましたが、同点に追いつかれて迎えた後攻の第8エンドでスチールを許し、優勝した🇨🇭X.シュヴァラーに敗れました。今季のロコからは『勝ちきれない』という言葉を何度となく聞いた気がしますが、この試合もまさにそんな感じでした。他のチームもそうですが、ノーティックルールが導入されて以降、ギリギリの点差で勝つのが難しくなっている感じはしており、『最終エンド同点でも後攻なら大丈夫』みたいな状況判断自体をアップデートしないといけないのかもしれません。
21年ぶりにかなった日本男子の世界ジュニア出場
ただ、この週には、1つ朗報が飛び込んで来ました。世界ジュニアB選手権の男子の部で日本代表の🇯🇵アイスラインが3位に入り、世界ジュニア選手権への出場を決めたのです。近年は毎年のように女子ジュニア日本代表がメダルを持って帰ってきていますが、男子は2004年に両角友佑選手が率いるチームが出場して以来、21年ぶりの出場になります。ジュニアの年齢制限を考えると、今回の男子ジュニア日本代表は、当時まだ誰も生まれてすらいなかったのかもしれません。他の昇格国は韓国🇰🇷(2年ぶり)とスイス🇨🇭(前回も出場)ですが、世界ジュニアから離れていた期間は圧倒的に日本🇯🇵が長いです。五輪などでも、男女同時に出た方が情報収集がしやすくなるとも言われますし、男女ともに多くの選手が札幌国際大の選手ですので、今回の世界ジュニアは女子ジュニア日本代表にとっても戦いやすくなるかもしれません。
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世界ジュニア出場国が出そろった第21週
世界ジュニアB選手権の男子の部に引き続いて、女子の部が行われたのがこの週でした。結果的に優勝したのは男子に引き続き韓国🇰🇷で、ラトビア🇱🇻と中国🇨🇳がこれに続き、世界ジュニアの出場権を獲得しました。決勝を戦った2カ国と予選で同じ組になったチェコ🇨🇿は、組内3位となり、DSCが悪くて敗退となりましたが、さすがに組み合わせが不運だったかとは思います。
これで男女とも世界ジュニア出場国が出そろいました。男女とも出場するのは日本を含め7カ国となりました。13カ国出場できる世界選手権と比べて、10カ国しか出られない世界ジュニア選手権の方が狭き門と言えますが、ついに日本も男女そろって出られるようになり、うれしい限りです。
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新たな代表候補が現れたスコットランドMD選手権
ミックスダブルスでは、スコットランドのミックスダブルス選手権が行われました。今年は五輪に向けて、各国の大会スケジュールが変わっているのかと思いますが、スケジュールを把握できておらず、このタイミングで今季のスコットランドMD王者が決まるとは思っていませんでした。とはいえ、MD専門のペアがいない状態のスコットランドですから、4人制のスケジュールに影響が少ないタイミングを選んで行ったのでしょう。
スコットランドでは、10月の中旬にスイスで行われた2つの大会に5つのペアを派遣しており、この5組がいわゆる「強化指定」に相当するペアという位置付けのようです(Curling Zoneでは、これらのペアには🏴ではなく🇬🇧が国旗としてついています)。2つの大会の成績は、🏴ドッズ/マウアットが1大会目で優勝し、2大会目も準優勝。🏴モリソン/ラミーは1大会目でベスト4でしたが、2大会目では優勝。前回世界MD代表の🏴ジャクソン/マクファジンは2大会ともベスト4でした。🏴ヘンダーソン/ハーディーは片方だけベスト8、🏴ムンロ/ホワイトは2大会とも予選敗退でした。
この週に行われたスコットランドMD選手権には、このうちの4組が出場し、R.ムンロ選手は冬季ワールドユニバーシティゲームズでペアを組むO.カーソン選手とのペアで出場しました。その他のペアも、男子は🏴マウアット、🏴ホワイト、🏴クレイクの選手、女子は🏴モリソンや🏴ヘンダーソンの選手で、若いペアも2組含まれていました。
スイスでの大会の結果を知っていた身としては、🏴ドッズ/マウアットや🏴モリソン/ラミーが優勝候補かと思っていましたが、ふたを開けてみれば、両ペアともに予選敗退。優勝したのは、強化指定に入っていない🏴シンクレア/ブライドン ペアでした。ただ、「優勝すれば代表決定」とならないのがスコットランドの代表選考。前回優勝した🏴ジャクソン/マクファジンが2位に入りましたが、スイスでの成績も悪くなかったですし、総合的判断で次の世界MD代表になりそうな感じがします。ただ、優勝した🏴シンクレア/ブライドンも、このタイミングでMD代表争いに名乗りをあげたことで、五輪MD代表の可能性は高まったことでしょう。
第21週のその他の大会
日本のチームについては、「この前の週までで海外遠征は終わりかな」と思っていたら、🇯🇵中部電力がスイスに遠征に行っていました。結果的には、普段の選手2人+元選手1人で大会に臨んだ🇸🇪ヴラノーに決勝で負けて、準優勝でした。若いチームも多い大会でしたが、カナダだと欧州のチームと対戦することも少ないですし、違ったアイスへの対応を強いられる経験も今後に役立てば良いですね。
同じ大会の男子の部では、軽井沢国際から帰国したばかりの🇨🇭ブルナーが、🇨🇭フースリとのスイス対決を制して優勝。マスターズの出場は逃しましたが、強さを見せています。両チームとも今季の世界選手権出場は逃したものの、五輪代表争いも見すえているのでしょう。また、アメリカ🇺🇸での大会では、マスターズ出場を決めた🇨🇦エッピングが、同じくマスターズに出場する🇨🇦マクドナルドとの決勝を制して優勝。今季の勢いがあれば、両チームとも五輪代表争いに参戦することになりそうです。
一方、同じ大会の女子の部では、🇺🇸ピーターソンや🇺🇸ストラウスが優勝候補かと思われましたが、予選から成績がふるわず、この2チームがタイブレークで対戦することになりました。勝った🇺🇸ピーターソンも準々決勝で敗退し、最終的に優勝したのは🇺🇸ベンソンでした。今季開幕前に選手が大きく入れ替わったアメリカの女子トップチームですが、産休などの影響があったにせよ、グランドスラムに出場し続けているチームもありませんし、どのチームもうまくいっていない印象です。アメリカ選手権優勝を狙うにはチャンスかもしれないと思う一方で、そのチームが世界選手権で良い結果を出せるのか、五輪出場権を確保できるのかと考えると、少し不安です。
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以上、駆け足になりましたが、2024年が終わる前に、最後まで追いついたことにします。まだシーズンは続きますし、来年もどうぞよろしくお願い致します。