「諦め」

梅雨の時期は何かと体調を崩しやすいですね。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

ここ最近、本当に心が安定している気がします。

たまに「太一さん、表情柔らかくなったね。」と

カメラマンさんや知り合いの方から言われます。

うーん、なんだろう。でもなんか自覚はあるんで

すよね。それは…

「諦め」

これは良い意味で捉えてます。

20代の頃はとにかく野心に溢れていました。

「必ず有名になってやる！」っていうような。

もうとにかく無我夢中でした。

そのせいか当初、事務所の宣材写真を見てみると

表情がガッチガチ（笑）むしろ怖い。

モデル事務所に入ったものの、当初は社長から

よく「暗いね〜、広瀬さん。不幸にしか見えない

。」などとお叱りを受けました。

30歳になり、なんというか物事にあんまりこだわ

らなくなりました。

人間関係においてもね。

要は「執着」しなくなったんだと思います。

もちろん今は今で目標はあります。

ただモデルの仕事においては、業界の流行やニー

ズを知るようになってから求められる分野で精進

していこう気持ちに変わっていき、同時に「楽し

む」ことも意識するようになりました。

人間関係においても、なんというか期待をしない

ことが1番だと学びましたね。

友人でも恋愛でも一つ一つのご縁を大切に。

でもあまり期待をしない。

昔は「モテたい！」「チヤホヤされたい！」って

思っていた時期が確かにありました。

でも30歳になった今、もう諦めました（笑）

なんというかガッツいてる自分がすごくカッコ悪

くて、情け無いように思えてきたんです（笑）

こうやって20代の頃から抱いてきたこだわりをほ

とんど手放してくるとですね、不思議と心が少し

ずつ楽になってきたんです。

あの時に抱いていたこだわりって、今思うとなん

だったんだろうと…。

まだ30歳の僕が言うのもおかしな話かもしれませ

んが、歳を重ねるってこういうことなのかな。

今が1番楽しいんです。

やりたいことを仕事にできて、人間関係も程々に

良い状態を保てて。

考え方って歳を重ねるごとに変わっていくんだな

と、しみじみ感じました。