あなたのナニモノですか?
自分自身のことが一番理解できていないかもしれない。そんなことを感じたことはありませんか。他者の強み弱みは客観的に見えるのに、自分のことになると見えなくなってしまうことがあります。自分のことを一番知ってるがゆえに、自分は「ナニモノです」を明確にしておく習慣が大切になります。
人には様々な側面があります。一言で表現することが難しいと感じることもあります。例えば自分を商品だと思ったら、どのように伝えるでしょうか。そもそも「何であるか」がわからなければ商品は手に取ることもありませんし、よくある商品であれば、信頼性や価格などのわかりやすい基準で選択をすることになります。
商品の例をもう少し見てみます。飲料水なのか、スポーツドリンクなのか、熱中症対策飲料なのかでは手に取る目的によって変わってきます。絞れば絞るほど対象は少なくなりますが、必要としてる人にとっては必要性を強く感じることができます。さらに、同じようなものがあるとき、よく知っているメーカーのものと、どこのメーカーなのかもわからない、商品名も初めて聞くというものとでは、選択をする時の安心感が違います。さらに言えば、よく知っている商品の方が安くて、初めて聞く商品の方が高かったら、よく知っている商品をまずは手に取ることになります。
何であるか、そして何ができるのか。これによって圧倒的な違いを明確にすることです。自分自身を振り返って、自分にハッシュタグを付けるとしたら何でしょうか。あなた=〇〇は何でしょうか。一つに絞ることはできないかもしれませんが、ひとつだけに絞って成功してる人がたくさんいます。歌手の方で圧倒的なヒット曲があり、様々な楽曲はあるものの、代名詞となっている曲があることで活躍し続ける人がいます。
何ができるか。スキルや能力を表現する時、どのような課題に何を考え行動し、どのような結果を出したのかという事実ベースで考えることです。もちろん資格などの客観的根拠はあればなおいいですが、資格があるからできるとは限りません。できますだけではなく、こういうことをやってきて、再現性を持ってできますが必要です。
自分がナニモノであるかは、アップデートし続けることです。就職・転職という機会だけではなく、今何をすべきか、これから自分はどんな人になっていきたいかを考える上でも必要なことです。