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社会と自分

キャリアを考える時、会社や組織の中での自分を中心に考えることがあります。さらにその先にある、「社会と自分」や「自分の存在意義」といった視点まで上げて考えてみると、視野が大きく広がっていきます。

就職活動でどこの会社に就職するのかを考えます。もちろんそのための活動ですのでごく当然のことです。しかし、時に雇用条件や福利厚生といった部分だけで判断してしまうと、より高い条件のところへと移り変わってしまうこともあります。これが全ていけないとは思いませんが、もうひとつの軸として自分がどのように社会に貢献していくのかを持つと見え方が変わります。例えば、「美しい地球環境を100年後に残すことをミッションにしたい」と思っているとしたら、条件だけでは選択できないということがわかります。環境について何かしら貢献することを取り組むチャンスが、あるか作れるかを考えるようになります。ものさしが変わってきます。

自分のミッションや貢献したいことなんてわからないということもよくあります。多くの場合は探しながら仕事をしていたり、見つけきれていないことがほとんどかもしれません。だからといって自分が貢献したいことは何も考えない、というのはもったいない話です。変化していってもいい。今は暫定でもいい。それぐらいの気持ちでまず書いてみることです。ぼんやりしてても、抽象的でもいいので、何かしら現時点で思っていることを考えてみると、自分の中での気づきが出てきます。

自己中心的に生きるのではなく、社会や自分の周囲にどんな貢献ができるでしょうか。自分のミッションといいながら自分都合になっていないでしょうか。私たちは関係性の中で生きています。誰かに助けられて、誰を助けています。ミッションや貢献は決して「すごいこと」ではなくていいのです。立派なことではないといけないと思うと手が止まります。まずは目の前の人にどんなことができるかから考えてみると考えやすくなります。今できることから少しずつ広げていくと、社会と自分の接点が見えてきます。

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