感情がぐちゃぐちゃに。映画「空白」感想
どうも。今回は2021年9月23日に公開された映画「空白」を今さっきNetflixで鑑賞したので、ほやほやの状態で感想を綴っていきたいと思います。
この作品の概要
あらすじについては私がわざわざ書くよりも公式HPのあらすじの方が分かりやすいと思いますのでコピペしておきます。「ある日突然、まだ中学生の少女が死んでしまった。スーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれたというのだ。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。」といったあらすじになっています。相当な社会派な内容になっています。観た後に少し気分が落ち込むかもしれません。しかしとても考えさせられる作品になっています。
感想 「登場人物のもどかしさ」
ここからは私の個人的な見解が多いですがご了承ください。短くまとめたいのでテーマを1つに絞ります。まずこの映画でメインとなる登場人物は古田新太さん演じる添田充(車に轢かれた娘の父)。松坂桃李さん演じる青柳直人(少女を追いかけたスーパーの店長)。そして寺島しのぶさん演じる草加部麻子(スーパーの店員)です。特に前者の2人は事故の当事者(?)であり、メインとなる人物です。この2人は事故によるショックと連日押しかけるマスコミによる悪意のある印象操作で多大な風評被害を受けます。添田充は気性が荒く、すぐに相手に強気な態度をとってしまう。また生前の娘に対して父親らしいことをしてあげられなかったことに対して強い後悔をしているにもかかわらずどうしても冷静な話し合いが出来ないもどかしさ。一方で青柳直人はいつも周りに気を遣い、自分の意思を上手く表示できない。そのためマスコミによる悪意のある印象操作によって根も葉もない噂をネット上でされてもそれを否定もせず、我慢をするだけというもどかしさ。そして最後に店長を守るためにした全てのことが空回りする草加部麻子の正義感のもどかしさ。この3人のもどかしさがあらゆる誤解を生み、歯車が狂い続ける日々。もう決して戻ることのない命に彼らはどう向き合っていくのか。そして自分たちはどのように生きていくのか。誰も知ることのない正解に向かって迷う登場人物たちに心打たれます。
イマイチだった点
偉そうにイマイチだった点なんてものを述べるんですが気にしないでください。これまでも書いたようにこの作品ではマスコミに動きというのも重要になってきます。それはマスコミ報道の在り方を風刺するような描写が多いんですが、その内容があまりに古典的過ぎて、『さすがに今の時代のマスコミでもそんな印象操作はないだろう』という感じでリアリティが欠けていた感じがします。素人目線ですよ!(それは大前提)
まとめ
松坂桃李さんの演技好きだなぁ~
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